ダイエットの大誤算。サラダファーストの落とし穴

2022年11月13日(日)20時30分 ココカラネクスト

 食事をする時、何から食べますか?健康やダイエットのために、サラダから食べるという方も多いと思います。

そんな「サラダファースト」に警笛を鳴らすのは、予防医学マイスター、予防医学士の坂田武士氏。いったい、どういうことなのでしょうか。ココカラネクストでは、坂田氏に詳しく話を聞きました。

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本当に意識すべきは「栄養成分」

サラダ・野菜から食べるのは決して間違いではない、と前置きをしたうえで、坂田氏は真実を教えてくれました。

「本当は、サラダ・野菜ではなく食物繊維から取りたい。健康の維持増進やダイエットのためには、サラダファーストではなく、食物繊維を最初に食べてほしいんです。食物繊維は血糖値の上昇を緩やかにしたり、脂肪の吸収を抑制したりする役割を持っています。」と坂田氏。

食物繊維が野菜に多く含まれることから野菜ファースト、野菜をたくさん摂れるからサラダファースト。大切な情報が少しずれて広がってしまったようです。

坂田氏は、「飲食店のメニューでは、サラダのカテゴリに入るポテトサラダですが、健康の観点からすると、サラダの分類には入れられません。少量の食物繊維は含まれますが、じゃがいもは糖質が高く、味付けのマヨネーズは油。ダイエットには不向きな成分が多く含まれているんです。食物繊維が取れる海藻類のサラダがおすすめです。」と言葉を続けた。

ダイエット成功の鍵は「食物繊維ファースト」

<予防医学のプロがおすすめ!サラダの選び方>
ポイント①食物繊維豊富な海藻類やキノコ類の入ったサラダを選ぶ
ポイント②油を摂りすぎないようにドレッシングは別添えにする

サラダ・野菜ファーストを実践している方も、これからは「食物繊維ファースト」を意識してみてください。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

坂田 武士

一般社団法人日本予防医学マイスター協会 代表理事
株式会社サムライフ 代表取締役

昭和大学薬学部薬学科を卒業後、薬剤師免許を取得。大手製薬会社勤務や特別養護老人ホームの施設長などを経て、予防医学やエイジングケアの重要性を感じ、2009年株式会社サムライフを設立。2019年一般社団法人日本予防医学マイスター協会を設立し、全国で予防医学の資格認定を発行している。薬をすすめない薬剤師として、これまでに1万人以上の独自のオーダーメイド予防医学カウンセリングを行う。筋肉を維持して脂肪だけを落とす「オプティマムファスティング(R)」は、健康・美容業界のプロの間で広がり、便秘外来や整形外科のクリニックやエステサロン、プロスポーツ選手などにも取り入れられている。この方法を記した著者「4日間で脂肪だけをキレイに落とす本」(学研プラス)が好評を博す。

<保持資格>
薬剤師、予防医学マイスター(R)、予防医学士(R)、オプティマムファスティングコーディネーター(R)、スポーツファーマシスト

株式会社サムライフ
http://somelife.co.jp

一般社団法人日本予防医学マイスター協会
http://jpma.life

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