「ホワイトの仮面をかぶったブラックでした」会議室で軟禁、自主退職を迫られた女性

2022年11月14日(月)18時15分 キャリコネニュース

画像はイメージ


日本では労働法の規定で、そう簡単に労働者を解雇することはできない。しかし「所員8人の特許事務所」で働いていた50代女性(事務・管理)は、


「朝一番に会議室に呼び出され、即日解雇を言い渡された」


という驚きの経験談をキャリコネニュースに明かした。(文:林加奈)


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「在職中のこと細かいミスを羅列され」



入社して「わずか1年数か月後」に、それは起こった。


「珍しく事務の自分よりも早く、所長、採用・経理担当の所長夫人、代表所員の弁理士が揃って出勤してると思ったら、在職中のこと細かいミスを羅列され、自主退職か解雇か選ばなければ会議室から出るな、と軟禁状態で延々責め立てられ、泣く泣く退職せざるを得なかった」


女性にとって寝耳に水の出来事だったが、実は「2人しかいない先輩の事務員も前日に同様に辞めさせられたと、その後判明」したという。


退職した今、女性はこう振り返る。


「意に沿わないと今までも同様にしてきたのだろう。今考えると、引き継ぎ書もマニュアルもなく、事務員で長続きした人はいないようだった。法律を仕事にしているだけに、事務所側に不利にならないように徹底していた。ホワイトの仮面をかぶったブラック中のブラックでした」


引き継ぎ書などをつくる余裕もなかったかどうかは不明だが、特許庁への届け出代理業務を行なう事務所の割に、仕事が雑であった疑いも湧く。


なお、厚労省は「労働契約の終了に関するルール」の中で、合理的な理由があっても、解雇する場合は「少なくとも30日前に解雇の予告をする必要がある」としている。

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