「結婚相手より先に死にたくない」4割 「家事出来ない相手がどう生きていくのか心配」「養ってもらっているので一生世話したい」

2018年11月15日(木)12時15分 キャリコネニュース

結婚式場などを運営するアニヴェルセルは11月14日、結婚したパートナーとの最期に関する調査結果を発表した。調査は今年4月に実施し、20〜39歳の既婚男女412人から回答を得た。

結婚したパートナーと看取りたいか否かを聞くと、「自分が相手を看取りたい」が40.8%、「相手に自分を看取ってもらいたい」が59.2%となった。自分が先に逝きたいと思う人が多数派のようだ。

自分が先に逝く場合、男性は金銭面、女性は家事面を心配

「自分が相手を看取りたい」という人は、「寂しい思いをさせたくないから」(男性/34歳)という声の他、

「いろいろお世話になったのでお礼を言いたい」(男性/32歳)
「養ってもらっているのだから、一生世話をしていきたいと思っているから」(女性/36歳)

など、感謝の気持ちを伝えたいから自分が相手を看取りたいといった声も少なくはない。また、

「おいていけない」(男性/36歳)
「自分が先に死んだ場合、家のことが全くできない相手がどう生きていくのか心配だからです(女性/39歳)

という声も。同社は「ひとり残される相手のことが心配という、どこか愛情を感じる理由も目立ちました」とした上で、「特に、男性は残される妻の経済面について、女性は夫の家事全般に対する不得手に対して不安を抱く方が多いようです」とコメントしている。

看取られたい人からは「先に逝った方が家族は経済的に安心できる」

「相手に自分を看取ってもらいたい」という人からは、「愛する人に先立たれた後の人生なんて考えられないから」(男性/36歳)、「相手がいなくなった悲しみを引きずりながら生きていくことは想像できないくらい辛いから」(女性/29歳)など精神的な喪失感が辛いという声が寄せられた。一方、

「先に逝った方が家族は経済的に安心できるから」(男性/39歳)
「家のお金の事など全て相手に任せているので、相手が先に亡くなったら不安だから」(女性/32歳)

と、残される家族の経済的不安の回避という現実的な理由を挙げる人もいた。同社は「やはり収入面で家計を支えているのは男性ということでしょうか」と見る。また「楽だから」(男性/36歳)、「老いた姿を見せたくないから」(女性/31歳)などの声も寄せられた。

ちなみに「看取ってもらいたい」は、男性(66.5%)が女性(51.9%)を14.6ポイント上回った。同社「自分がこの世を去るとき、愛する人に傍にいてほしいと思う『寂しがりや』の傾向は、女性より男性の方が強いのかもしれません」とコメントしている。


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