仮病電話「ブリッジでリアルになる」説 本当なのか?記者が実験してみた

2018年11月15日(木)15時0分 Jタウンネット


とにかく、今日は会社や学校に行きたくない。だけど、体はすこぶる元気で仕方がない。体調が悪いフリ、電話で上手にできるかな——

皆さん、こんな悩みを抱いたことありませんか? もちろん、筆者は何度もある。電話口で咳をするフリをしてみるも、後で「ちょっと、ワザとらしかったかな」と不安になることもしばしばだ。


そんな悩みを解決してくれるというライフハック術(?)が、2018年11月13日にツイッターへ投稿され、いま話題になっている。その投稿は、次のようなものだ。


「仮病で会社を休むときは、ブリッジをしながら電話すると本当に辛そうな声が出るよ」と教えてくれた友達がお母さんになったようです。子供健やかに育ちますように。
- 牛人 (@ushihito) 2018年11月13日

見ての通り、この投稿は5万件超のリツイート、19万件以上の「いいね」を集めるなどネット上で大反響(2018年11月15日昼時点)。「参考になりました。是非活用させて頂きます」「確かに本当にツラそうな声が出そうですね」など感嘆する声が相次いで寄せられている。


やはり気になるのは、このテクニックにどれほどの効果があるのかという点。そこで、Jタウンネット記者がさっそく実践してみた。


まさかの事態が発生!


まずは、普通に仮病を使ってみる。


記者「ゴホッ、ゴホッ...。すみません、今日は朝からちょっと体調が悪くて...。きょう、会社休みたいんですが、ゴホッ、大丈夫ですか?」

上司役(を演じた同僚記者。この時点では詳細は何も伝えていない)からは欠勤のOKを貰ったが、どこかいぶかしそうな声色だった。やはりというべきか、通話を終えた後、ちょっとした不安と罪悪感を覚えてしまった。


続けて、話題の「ブリッジ術」に挑戦。会議室の一角で寝転がり、ブリッジ体勢に入るのだが——腕がまったく上がらない。よく考えてみれば、ブリッジをするのは中学生以来で、10年以上やっていない。日頃の運動不足もたたってか、体が持ち上がらないのだ。


かなり不格好な形にはなってしまったが、実験を継続。このまま上司に電話をかけ、


「ハァハァ...、あの、、体調が、とても悪く...。も、申し訳、ないのですが、今日はお休みを頂けますか...!?」

と伝える。仮病というか、もはや普通にキツい。鬼気迫る勢いに押されたのか、上司は少し引き気味だったが、すんなりとOKの返事を貰えた。


上司との通話が終わると、その場にドサッと倒れ込む。本当に、つ、疲れた...。


ここで上司役の同僚に実験の趣旨を伝え、改めて感想を聞くと、次のような答えが。


「確かに、2回目(ブリッジ)の方がつらそうだったかも。別に1回目がとくに怪しいというわけではなかったけど、2回目はなんか、『大丈夫か?』って感じだったな」

やはり一定の効果はあるらしい。


さらに気付いたのだが、運動不足の人間からすると、ブリッジがとにかくキツすぎて、仮病に対して罪悪感を抱く余裕がない。通話中、「本当にキツいんです!早くブリッジから解放して!」という気持ちになるのだ。


ということで、会社や学校を休みたい皆さん、次からはこのテクニックを使ってみては。ちなみに筆者は、馴れないブリッジで首を痛めたようで、本当に体の調子が悪くなりました。この点は要注意かも。

Jタウンネット

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