地球平面論者と物理学者のガチバトル勃発! 勝ったのはまさかの…

2022年11月17日(木)11時30分 tocana


 ここ数年日本に入ってきた陰謀論に「地球は実は平たい」という地球平面論なる陰謀論が存在している。文字通り地球は球形ではなく平面で、月や夜空はホログラムであったり、宇宙から送られてくる映像は地球で撮影されたものに過ぎない、というものだ。


 勿論、地球が本当に平面だとするとさまざまな物理的・科学的法則が成立しなくなるので有り得ない話なのだが、そんな矛盾点カバー(?)する説も出てきて支持者を広げている陰謀論でもあるのだ。


 このような陰謀論が広まってしまうことに対して、内心忸怩たる思いを抱いている科学者や専門家も多いだろう。先日、アメリカのオハイオ州にあるケント州立大学にて、地球平面論者とこの陰謀論に異議を唱える科学者との間で乱闘沙汰が起き、通報を受けて現場に警察が急行するという事態にまで発展してしまったという報告が寄せられた。


 その日、地球平面論者として有名なピーター・ジャーヴィオという人物が「月面着陸はデマであり、実際、われわれの惑星は丸くない」という趣旨の主張を大きなディスプレイを持参して大学の建物の外に陣取り、学生達に対して地球平面論を説いていたという。その様子は大学の教職員の目にとまり、一人の物理学者が彼の元にやってきた。最初は地球平面論の是非について穏当に意見交換を行っていたそうだが、あまりにも話が通じなかったためか物理学者はジャーヴィオ氏につかみかかり、そのまま地面に倒れて取っ組み合いを始めてしまったという。


 一部始終を目撃していた学生らが通報し、警察が現場に到着してこの喧嘩は終わったそうだ。ジャーヴィオ氏によれば、物理学者は彼の持ち込んだディスプレイを破壊しようとしたそう。先に手を出したこの人物がジャーヴィオ氏に謝罪したかは不明だが、この騒ぎは多くの人々の注目を集める結果となった。そのためジャーヴィオ氏はしばらくケント州立大学に留まり、学生たちと地球平面論に関する意見交換を行うつもりにしたそうだ。これは相手がどれだけ荒唐無稽な話をしてくるような相手だったとしても、先に熱くなった方が損を見るという好例だったと言えるかもしれない。


参考:「Coast to Coast AM」、ほか


【本記事は「ミステリーニュースステーション・ATLAS(アトラス)」からの提供です】



tocana

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