【年末ジャンボ】宝くじ高額当せんで「地獄に堕ちた」人々6選!! 重病、ヤク中、命を狙われ… 不幸になる人の共通点とは!?

2022年11月21日(月)17時0分 tocana

 今年もいよいよ「年末ジャンボ」の季節がやってきた。発売を明日に控えた今夜8時からの「世界まる見え!テレビ特捜部」(日テレ系列)では、宝くじを当てまくり約40億円を荒稼ぎした夫婦が取り上げられる。


 誰しも一度は、宝くじで億万長者になれたら……などと考えたことがあるのではないだろうか。しかし、高額当せんが必ずしも人生の幸せを保障するものではないようだ。過去にトカナでは、ある日突然大金を手にしたことで金銭感覚を失い、欲望の果てに地獄に落ちた当せん者たちの実話を紹介している。やはり、上手にお金を使える人こそが真の幸せを勝ち取り、そうでない者は不幸な人生を歩むということらしい。年末ジャンボの発売開始に先駆けて改めて記事を再掲する。


※ こちらの記事は2020年12月26日の記事を再掲しています。


 毎年この時期になると「年末ジャンボ宝くじ」を購入して一攫千金を夢見る読者も多いのではないだろうか? しかし、高額当せんを果たした人々が必ずしも幸せになるとは限らないのが宝くじだ。たしかに、人生が大きく変わった人が多いようだが、それが必ずしも良い方に向かうとは限らないのだ。しかも、そのような人々には驚くほど多くの共通点があることも興味深い。


■19歳の高額当せん者の転落人生


 英国のゴミ収集員だったマイケル・キャロルは、19歳だった2002年に購入した宝くじが当選し、14億円相当の賞金を手にした。だが、それが彼の悲惨な人生の始まりだった。


 豪邸に引っ越し、金の宝石を買い、贅沢三昧の日々を過ごした。だが酒と麻薬とギャンブルに溺れる生活が始まり、気がつくと麻薬とアルコール中毒になっていた。そして当せん金は10年のうちにギャンブルで使い果たし、妻子にも逃げられた。


 さらに麻薬所持により刑務所暮らしとなり、出所後に2回自殺未遂を図る。その後、キャロルはスコットランドのクッキー工場に就職し、週にたったの300ドル(3万円)相当の稼ぎで生計を得ることに。


 当せんした当時は未成年だったキャロルだが、人生経験の不足によって大金を有効に使う道も考えず、酒や麻薬など快楽に溺れる道へと堕ちてしまったのだろう。


■子供の重病で当せん金が底をついた


 スザンヌ・マリンズは、1993年に米バージニア州の宝くじで420万ドル(約4億3千万円)を獲得し、当選金は年払いを選択した。だが、その後に義理の息子が重い病気になり、無保険だったため医療費が100万ドル(約1千万円)に達し、年額の支払いが底をついてしまう。


 そのため、彼女は宝くじの当せん者を支援する特別な財団から、賞金を担保として約20万ドル(約2千万円)を借りることとなった。マリンズは最終的に残りの賞金をまとめて受け取る方式に変更したが、そうして得た莫大な金額も、まもなく使い果たしてしまった。それでも彼女には15万ドル以上の借金が残っていたため、財団は2004年に彼女を訴えた。


 マリンズの場合は他のケースと異なり、贅沢三昧の生活を送っていたわけではない。しかし、日本のような手厚い健康保険がない米国では、このような病気による散財はよくあるパターンだろう。



■16歳で狂った人生


 英カンブリア州のカリー・ロジャースは2003年、16歳の時に180万ポンド(約2億5千万円)の高額当せんを果たし、英国史上最年少の当せん者となった。当時は生協のスーパーで時給3.6ポンド(約500円)で働いていたが、大金を手にして、豊胸手術、コカイン、衣服の購入、さらに友人や家族に分け与えた結果、瞬く間に当せん金は吹き飛んだ。その後、彼女はうつ病になり、自殺を試みたこともあった。


 カリーは「私の人生は狂ってしまった」と話す。そして「宝くじの対象年齢を18歳に引き上げるべきです」と訴えている。


■飲酒で転落の人生


 英国のキース・ゴフは、2005年に妻のルイーズが900万ポンド(約12億円)の高額当せんを果たした。その大金で夫婦は新築の豪邸を購入し、サッカーのアストン・ヴィラFCのホームグラウンドで観戦のために56万ドル(約5800万円)の豪華なボックス席を借りた。それ以外は、取り立てて贅沢な生活をしていたわけではないが、パン屋を店じまいした後で退屈のあまりキースのアルコール多飲が始まった。


 すると2007年に妻が家を出て行き、さらにアルコール依存症のリハビリ生活を送るゴフは怪しげな商取引に誘われ、騙されて多額の資産を失った。結局、彼の幸せな人生は長くは続かず、高額当せんから5年後の2010年3月に心臓発作で亡くなった。飲酒とストレスの影響が大きいと考えられている。


■男女関係のもつれ


 ジェフリー・ダンピアは、1996年にイリノイ州の宝くじで2,000万ドル(約20億円)を獲得した。それを元手にポップコーン事業を開始して儲け、不倫の関係になった義妹ビクトリア・ジャクソンにさまざまなプレゼントを買い与えた。


 それを見ていたビクトリアのボーイフレンドのナサニエル・ジャクソンは、ダンピアの当せん金を奪うことを企て、2005年にダンピアとビクトリアを襲撃して拘束。ナサニエルはビクトリアに「彼を撃つか、さもなければ俺がお前を撃つ」と選択を迫った。ビクトリアは自分が生き残る道を選び、放たれた弾丸はダンピアの頭を貫通。彼はこの世を去った。


 だが、事件の捜査によって事態は一転する。なんと、ビクトリアはナサニエルの共犯者であり、2人は最初からダンピアを殺害するつもりだったのだ。


 ダンピアの場合は、大金を手にしてしまったために不倫など男女関係の乱れが始まり、最悪な人生の終わりを迎えてしまったのだ。



■前科者から麻薬中毒へ


 デイビッド・エドワーズは前科のついた元受刑者で、2001年の当時46歳で失業中だった。しかしその年、2億8000万ドルのパワーボール・ジャックポット(※)で、4枚の当選チケットのうち1枚を引き当てた。


(※)パワーボール・ジャックポットとは米国44州と米国領ヴァージン諸島、プエルトリコ、コロンビア特別区で発売されている数字選択式宝くじ。ジャックポット(大当たり)は4000万米ドルからスタートし、ジャックポットがない場合は次回以降に繰り越し(キャリーオーバー)となる。


 エドワーズは両親と同居していたが、当せん金を4100万ドル、税引き後2700万ドル(約28億円)の一括払いを選択して受け取った。彼は車、200本の剣、フロリダとカリフォルニアで家などを購入し、当せん後の1年間に半分近くの1200万ドルを浪費した。


 その後、エドワーズと妻は麻薬常用者となり、さらに麻薬中毒から重い病気になり、ケンタッキー州のホスピスケアに移った。そして彼は無一文の状態で亡くなった。


■まとめ


 こうして見ると、宝くじで高額当せんを果たした人々の辿る道には共通した点があるようだ。その中で、最もよく見られるのは、金銭感覚がなくなって浪費・ギャンブル・麻薬・異性などに溺れた末に不幸な人生を歩むというものだ。


 やはり、当せん金額をどのように使うかという点こそが幸福・不幸の分かれ道になるのだろうか。大金を手にするとその人の本性が現れることも多いが、秘めた欲望を爆発させた末に金が尽きてしまえば、その途端に不幸な人生に転落するのかもしれない。次の記事では、さらに不幸のドン底に落ちた高額当せん者たちの実話を紹介していく。



参考:「Mirror」、「Daily Record」、「ati」、ほか

tocana

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