【中学受験2023】国際教育推進校や大学附属校がトップ10に集中…過去問の売れ行き前年比較で探る注目校<共学校編・中編>

2022年12月5日(月)10時15分 リセマム

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中学受験に向けた準備もいよいよ大詰め。我が子に合う学校を選び、期日までに願書を提出することは、保護者にとって緊張をともなう最大ミッションのひとつだろう。

 人気校・難関校の中学入試過去問題集を取り扱う出版社として、知名度も信頼度も高い声の教育社より発売中の過去問題集の出庫状況から、注目の共学校・ねらい目校を探る。

過去問出庫率前年比較(共学校編・中編)

 3年間の出庫率(前年比)を見ていくと、2022年11月時点で前年比137.1%、ダントツ1位となったのは三田国際学園。2位は前年比129.9%、サレジアン国際学園世田谷という結果となった。1〜10位は国際教育を推進する学校や大学附属校が目立った。上位1〜10位は以下のとおり。

過去問出庫率前年比較<共学校編・中編>TOP1〜10位
数字の見方例:校名 一昨年106%→昨年90%→今年102%
1位 三田国際学園       76.3% → 94.2% → 137.1%
2位 サレジアン国際学園世田谷 98.7% → 98.7% → 129.9%
3位 大宮国際・市立川口    未刊 → -- % → 127.2%
4位 芝浦工業大学       133.0%→112.9%→125.0%
5位 横浜創英        106.3%→118.9%→118.3%
6位 県立伊奈学園      101.9% → 105.9% → 116.1%
7位 芝浦工業大学柏     110.3% → 103.4% → 113.2%
8位 国学院大学久我山    101.0% → 93.8% → 112.5%
9位 工学院大学附属     105.4%→104.3%→112.1%
10位 青山学院横浜英和     90.4%→99.7%→111.9%

 YouTube「声教チャンネル」に自ら出演し、各種学校説明会等の講演や相談員としても引っ張りだこの声の教育社 三谷氏と後藤氏によると「トップ10は、国際教育や新しい教育を推進する学校が目立ち、大学附属校人気については一時よりも落ち着いてきた」」という。また、「昨今は1度人気が上昇した学校は、人気継続どころかますます人気が集中し、揺り戻し、いわゆる隔年現象が起こりにくい」とした。共学校の人気校(出庫率上位)1〜10位までのランキング、各学校の注目の理由と詳しい解説は、YouTube動画で視聴できる。 

 6年間の学びからこの先の人生の土台を築いてほしいと願う保護者と、10代の貴重な6年間を共に学ぶ友や師と出会い、過ごす子供たち本人にとって大きな岐路となる学校選び。ぜひ過去問の売れ行きや、気になる学校の出題傾向も参考にしていただきたい。

 男子校編はこちら。
 女子校編はこちら。
 共学校・前編(11〜20位)はこちら。
 共学校編・後編(出庫率下位)はこちら。

◆声の教育社 三谷氏 プロフィール
 学生時代から塾講師を始め、教室長・受験対策部長として約20年の指導を経験したのち、2000年に声の教育社へ入社。以来、学校担当として年間のべ100校以上の中高を訪問し続けている。中学受験業界の著名人が講師を務めることで知られる「首都圏模試センター保護者会」をはじめ、「東京私学経営者協議会」「神奈川私立中学広報会議」「安田教育研究所主催セミナー」等、多くの講演活動も行っており、「よみうり進学メディア」「塾ジャーナル」他での執筆も多数。私学や塾のオモテだけでなくウラ情報にも精通しているが、家にテレビが無いためやや世情には疎い。

◆声の教育社 後藤氏 プロフィール
 塾講師を10年経験したのち、声の教育社へ編集者として入社。現在は渉外業務を中心に、講演会や動画授業の講師も務める。編集部時代は毎年250校、500回以上の入試問題をひたすら解き、解説を編集するという日々を10年以上過ごす。保護者として息子の中学受験も経験。三度の飯より過去問が好き。

リセマム

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