本当に現実の風景ですか...? 知る人ぞ知る絶景スポット「高ボッチ高原」で撮影された一枚がこちら

2020年12月12日(土)11時0分 Jタウンネット

世の中に絶景スポットと呼ばれる場所は数多くあるが、読者はこんな光景を見たことがあるだろうか。

こちらの写真は、2020年12月8日にツイッターユーザーのKoki Ueda(@fuehrsn)さんが投稿したもの。長野県岡谷市・塩尻市にまたがる「高ボッチ高原」からの光景らしい。

「諏訪湖と夜景と富士山を見ることができる日本一のシャッターポイント」

というコメントが添えられている。

この投稿には、2万7000件を超える「いいね」が付けられ、今も拡散している(12月11日夕現在)。ツイッターには、こんな声が寄せられている。

「こんな綺麗な諏訪湖と富士山が見れるなんて......!長野県民で良かったなと思いました」
「諏訪湖と富士山て一緒に撮れるんですね」
「来年のドライブコースにします。 教えて頂きありがとうございました」

Jタウンネット記者は、投稿者のKoki Uedaさんと、岡谷市観光協会に詳しい話を聞いた。

なぜ「高ボッチ高原」と言うの?

新潟を中心に風景写真を撮っているという投稿者のKoki Uedaさん。日本の自然をテーマにしたフォトコンテストで入選したこともある実績の持ち主だ。

そんなKoki Uedaさんによると、今回の写真を撮影したのは12月6日の朝。「撮影時刻は朝5時半頃で、街明かりが残る時間帯と。夜が明け始めるギリギリを狙って撮影しました」という。

場所は高ボッチ山山頂だ。「気温は約マイナス5度で珍しく風が弱い日でした」とのこと。そんな厳しい寒さの中で、撮影に挑んだのはなぜだろう? Koki Uedaさんはこう語った。

「冬は日の出の位置が南東でありと雲海がでやすい時期であること、更に気象条件がよく絶景が見れそうだったため」

ところで、なぜこの絶景スポットは「高ボッチ高原」というのだろう。ネーミングの由来に興味を持ったJタウンネット記者は、岡谷市観光協会に電話で聞いた。

「ちょっと変わった名前ですが、由来は諸説あります。
一つ目は、ダイダラボッチなどと呼ばれる巨人が、腰を下ろして一休みしたという説です。二番目は、ボッチにはアイヌ語で巨人とか巨大という意味があって、高い山、大きな山という説。
三番目は、ボッチとは高いところにある『窪地』という説。四番目は、山の形がビンの栓のようになっているので、栓という意味のボッチョからとったという説。どの説が有力かは、不明です」

読者はどの説が有力だと思われるだろうか?

一風変わった名前を持つ絶景スポット、高ボッチ高原。これから行ってみたいという人もいるだろうが、展望台近くの駐車場に向かう高ボッチスカイラインは、12月17日から翌年4月下旬までは通行止めになるそうだ。

Koki Uedaさんは、「冬の山道ですので雪や凍結にも十分注意する必要があります。 日の出の位置が季節によって変わるため、晩秋から冬にかけてしかこの風景は見れません」と付け加えていた。

Jタウンネット

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