カラアゲニストが大絶賛! 千葉・八千代市にできた『から揚げ専門 ぽっぽ商店』のからあげはなぜ旨い?

2021年12月13日(月)10時49分 食楽web


『から揚げ専門 ぽっぽ商店』の「下総醤油からあげ」。1個60gほどで、この1個でごはん1杯を完食できそうな味わいです | 食楽web

 からあげブームのおかげで、「おや、こんなところにからあげ屋さんができている!」と新規開店のお店を発見することが増えました。カラアゲニストである筆者は、たとえ食事の直後であったとしても、その未知のお店でからあげを買って食べてしまうのが常。新店オープンは新たな美味しさの発見の機会なのです。

 今年11月、からあげとはまったく関係のない用事で京成本線・八千代台駅(千葉県八千代市)で下車した筆者。西口のロータリーに出た瞬間、思わず「からあげ屋さん発見!」と叫んでしまいました。それが今回ご紹介するテイクアウト専門店『から揚げ専門 ぽっぽ商店』。


『から揚げ専門 ぽっぽ商店』。お店のキャラクター・ぽっぽちゃんが迎えてくれます

 11月初旬にオープンしたばかりのようで、お店の前には開店祝いのお花がズラリと並んでいました。そしてこれまたズラリと並んだお客さんの列に筆者も並び、さっそく試食。そのときの美味しさが忘れられず、ぜひからあげ好きの皆さんにご紹介したいと思い、取材に行ってきました。

からあげとの相性抜群。下総醤油使用の「醤油からあげ」


「下総醤油からあげ」(左)と「絶品しおからあげ」(右)

 こちらの主力からあげである「下総醤油からあげ」と「絶品しおからあげ」(各2個・260円)は、いずれも1個60gほど。子どものげんこつくらいありそうな大きさです。というわけで、まずは「醤油からあげ」を実食。

 ちなみに醤油もしおもガリザク食感の薄衣で、衣と肉の一体感が素晴らしい。見事なまでに密着しており、ひと噛みめから衣×肉が一体となって混じり合う食感を楽しめます。肉と一緒になるやいなや、しっとりとしてきて肉と肉汁の中に吸い込まれるように消えていきます。


「下総醤油からあげ」2個・260円(写真は4個)。1個60gほどで、この1個でご飯1杯を完食できそうな味わい

 この「下総醤油からあげ」、もちろん醤油にこだわりが。千葉県産の下総醤油を使ってあるんです。最近この醤油を味付けに使う専門店が増えていますが、それだけからあげとの相性が抜群なのです。

 事実、口にしてみると、肉の旨みと醤油らしい味わいの中に、甘みや香ばしさも感じます。味が複層的で実に豊か。ジャンボサイズなので、このからあげ1個でごはん1杯いけそうです。うーん、旨い!

塩とスパイスで味付けした「絶品しおからあげ」は傑作だ


「絶品しおからあげ」2個・260円(写真は4個)

 続いては「絶品しおからあげ」もいただきます。一般的な塩からあげとは違い、味付けには塩だけでなくスパイスも使ってあります。ポイントはその塩とスパイスの配合が絶妙なこと。しょっぱさや辛さは軽めで、それが舌の上をスルリとかすめていき、そのあと、肉の旨みが舌の上を通過していくのです。肉の味や肉汁に洗われるようにして、のどの奥に消えていくスパイシーな味。後口もスッキリしています。


とにかく塩とスパイスのバランスが秀逸な「絶品しおからあげ」

 しょっぱさや辛さは、種類によっては舌の上で“渋滞”してしまい、あとから食べるものの味をぼやけたものにしてしまいがち。しかしこのからあげにはそれがまったくありません。爽快かつ潔さも感じる美味しさです。あまりの後口のよさに、すぐに次の1個を求めてしまう味。初めて食べたときにも感動しましたが、やはり改めて旨いと確信しました。


明るい雰囲気の店内には店主の桑野延宏さんの姿も

 ところでお店の看板などに描かれているニワトリのキャラクターがかわいくて、初めて訪れたときから筆者は気になっていました。店主の桑野延宏さんによると「ぽっぽちゃん」とのこと。八千代台駅を出るとすぐにこのぽっぽちゃんが目に飛び込んできます。駅前でぽっぽちゃんを見かけたら、ぜひからあげも買って食べてみてください。旨いですよ!

●SHOP INFO

店名:から揚げ専門 ぽっぽ商店

住:千葉県八千代市八千代台西1-1-1岡田ビル1F
TEL:043-429-8430
営:10:30〜21:00
休:不定休

●著者プロフィール

松本壮平
ライター・編集者。一般社団法人日本唐揚協会認定カラアゲニスト。生まれも育ちも「からあげの聖地」である大分県中津市。美味しいからあげを求めて東奔西走する「から活=からあげ探索活動」に明け暮れている。

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