能登半島地震の被災地で積雪 珠洲では降雪15cm 寒さも注意
2024年1月8日（月）7時30分 ウェザーニュース
2024/01/08 07:30 ウェザーニュース
北陸では昨日午後から雪が降り、昨夜から平野部でも積雪となりました。令和6年能登半島地震の被災地でも積雪となり、昨日午後から今朝7時までに珠洲で15cm、七尾で14cm、輪島で10cmの降雪を観測しています。
強い雪のピークは越えつつありますが、今日も時々雪が降る予想です。損傷した建物が雪の重みで倒壊したり、救助活動・物資輸送への支障などが懸念されます。
気温も低く、最高気温は平年の最も寒い時期を下回る見込みです。避難生活をされている方は低体温症や一酸化炭素中毒等に注意してください。
積雪深は珠洲で13cm、輪島で9cm、七尾で11cmに
冬型の気圧配置となっているため、今朝をピークに日本列島の上空に寒気が流れ込んでいます。上空約1500mで−9℃以下の寒気が北陸の大部分を覆っている状況です。
昨日7日(日)午後から積もり始めた雪は夜間にさらに増加し、7時の積雪の深さは珠洲で13cm、輪島で9cm、七尾で11cmとなっています。
今日は次第にピーク越えも断続的に雪
活発な雪雲は夜間に比べると減ってきましたが、今日はまだ寒気の影響が続くため断続的に雪が降る予想です。気温も夜にかけてほとんど横ばいで、寒さも続きます。
今夜になると雪は降りづらくなる予想ですが、明日9日(火)になると再び雨や雪が降る予想です。地震で地盤が緩んでいるため、雨が降ると平常時より少ない雨量で土砂災害が発生するおそれがあります。融雪の影響も加わるとさらに危険性が高まるため注意・警戒してください。
写真：ウェザーリポート（ウェザーニュースアプリからの投稿）
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