関東は雨のエリアが急速に拡大 甲信や東北南部は雪が続く

2023年2月10日(金)17時20分 ウェザーニュース

2023/02/10 17:20 ウェザーニュース

10日(金)の夕方になり関東は雨のエリアが急速に拡大してきました。雪が積もった所に雨が降ることで路面の状態が悪くなっています。甲信や東北は依然として雪が降り続いており、さらなる積雪の増加に警戒が必要です。

東京・多摩や埼玉県内で雨やみぞれの報告増加

低気圧の接近に伴って関東の上空には暖かな空気が流れ込んでいます。16時の解析では上空1500m付近で0℃以上のエリアは埼玉県付近まで北上し、雪が続いていた東京・多摩地方や埼玉県南部などは雨やみぞれに変わった所が増えてきました。
17時の時点で3cmの雪が積もっているさいたま市など、積雪が増加していた所に雨が降ってきたことで、この後は路面がシャーベット状になったり、雪を含んだ水たまりができるなど、非常に状態が悪くなる見通しです。
これから帰宅時間帯となりますので、徒歩の方は足元に十分注意し、車の方は速度を控えめにして安全運転を行ってください。

東北は今夜にかけて積雪がさらに増える

宮城県仙台市の様子

一方で、甲信地方や東北南部は断続的に強い雪が降っていて、宮城県には16時50分に大雪警報が発表されました。17時の時点で仙台市は6cmまで積雪が増加しており、福島市は12cm、甲府市は20cm、長野県松本市は23cmを観測しています。
甲府市では夜の早い時間まで雪が降りやすく、長野県内や東北南部では夜遅くまで雪の続く所がある見込みです。特に東北はこれから活発な雪雲がかかって、積雪の増加ペースが早まる可能性があります。
鉄道などの交通機関に影響が出たり、道路の通行止めなどが発生することが考えられますので、出来るだけ早く帰宅をし、夜間の移動は避けるようにしてください。

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)

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