桜開花予想2025 開花一番乗りは東京で3月21日 寒波で生長遅れるも開花には影響せず

2025年2月26日(水)12時50分 ウェザーニュース

2025/02/26 12:17 ウェザーニュース

■開花予想のポイント■

・ソメイヨシノ開花一番乗りは3/21の東京
・強烈寒波でつぼみの生長に遅れ
・3月後半の高温傾向で生長が加速


2025年の桜の開花一番乗りは3月21日(金)の東京で、22日(土)に福岡や高知、横浜が続きます。西日本と東日本の多くの地点で平年並となり、関東では平年よりやや早いところがある予想です。強い寒波により桜のつぼみの生長は一部で遅れているものの、開花時期への影響はわずかと見ています。
これまでに「さくらプロジェクト」参加者から寄せられた200万通以上の桜リポートおよび名所への独自取材と、気温などの観測結果・気象予測をもとに開花日を予測しています。お花見の時期の参考にご活用下さい。

開花から1週間前後で見頃へ

名所の桜開花予想(2月26日更新)

2025年の桜の開花は、西日本から東海、北陸では平年並のところが多くなり、関東では平年並〜やや早くなる予想です。北日本では平年よりやや早い〜非常に早い開花となる予想で、北海道では平年よりも1週間程度早くなる見込みです。
開花一番乗りは3月21日の東京で、22日に福岡、高知、横浜が続きます。3月下旬には、西日本と東日本の各地で続々と開花を迎える予想です。4月上旬からは東北南部で咲き始め、4月下旬に桜前線が北海道に上陸します。北海道の開花は4月22日の函館から始まり、5月上旬にかけて道内各地で開花する予想です。
西日本と東日本では開花から1週間程度で満開を迎えるところが多く、平年並〜やや早い満開となりそうです。北日本では開花から5日ほどで満開を迎え、平年より早い満開となる予想です。特に北海道では平年より1週間ほど見頃が早まるため、お花見の計画は早めに立てるのが良さそうです。
名所のソメイヨシノ開花予想日
・上野恩賜公園(東京都) 3月22日
・高知公園(高知県)   3月22日
・熊本城(熊本県)    3月22日
・嵐山(京都府)     3月28日
・弘前公園(青森県)   4月18日

強烈寒波でつぼみの生長に遅れ

桜の花芽(生長すると花になる芽)は気温の高い夏に作られ、気温が下がってくる晩秋〜初冬に一度生長を止めます(休眠)。その後真冬の厳しい寒さに一定期間さらされることで花芽は休眠から目覚め(休眠打破)、つぼみに生長します。つぼみは春先の暖かさに促され、開花に向けて生長します。桜の開花には、冬の寒さと春の暖かさの両方が必要です。
今冬は断続的に冬型の気圧配置となり、日本列島にはたびたび強い寒気が南下しました。特に2月は冬型の気圧配置が継続し、厳しい寒波に見舞われました。このため桜の花芽の休眠打破に必要な気温低下があり、全国的に休眠打破は行われているとみられます。
2月は西日本と東日本で平年より気温が低くなったため、つぼみの生長はあまり進みませんでした。ウェザーニュースアプリユーザーを対象に行っている「桜のつぼみ調査」の結果、全国的に「まだ小さく硬い」状態のつぼみが最も多くなりました。西日本と東日本では「先が黄色に」変化したつぼみも見られましたが、強い寒波の影響を受けて、昨年同時期と比較すると生長が遅れています。

3月後半の高温傾向で生長が加速

開花時期への寄与が大きい3月の気温は、西日本で平年並、東日本で平年並から高くなる予想で、天気は周期変化します。
晴れた日は昼間の暖かさでつぼみの生長が進み、開花時期は西日本で平年並、東日本で平年並〜やや早い予想となっています。これからつぼみの生長が始まる北日本では、3月後半の気温は平年より高く、4〜5月の気温も平年より高くなる予想で、開花時期は平年より早まる予想です。
次回の発表は、3月5日(水)を予定しています。

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