今日4日 焼岳の噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)に引き上げ
2025年3月4日(火)10時53分 tenki.jp
気象庁は今日4日9時20分、長野県と岐阜県にまたがる焼岳に火口周辺警報を発表し、噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)に引き上げました。 想定火口域から概ね1kmの範囲では、大きな噴石に警戒してください。
火山の活動状況等
気象庁によると、長野県と岐阜県にまたがる焼岳では、昨日(3日)14時頃から山頂付近を震源とする微小な火山性地震が増加しています。また、人工衛星による連続観測では、山頂付近で緩やかな膨張を示すと考えられる変化が続いており、火山活動が高まっています。
このため、気象庁は今日(4日)9時20分に火口周辺警報を発表し、噴火警戒レベル2(火口周辺規制)に引き上げました。
防災上の警戒事項等
想定火口域から概ね1kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してください。地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。
噴火時には、風下側では火山灰だけでなく小さな噴石が風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
噴火警戒レベルとは
噴火警戒レベルとは、火山活動の状況に応じて「警戒が必要な範囲」や「とるべき防災対応」を5段階に区分して発表する指標です。
噴火の際には、気象庁や自治体から、火山活動や避難についての情報が発表されます。こまめに情報を確認しましょう。