N党・立花孝志氏、兵庫県の元百条委員長を訴えた名誉毀損訴訟「請求放棄」…県議側「敵前逃亡」

2025年4月15日(火)19時23分 読売新聞

東京地裁

 政治団体「NHKから国民を守る党」党首の立花孝志氏が、斎藤元彦・兵庫県知事を巡る内部告発問題を調査した県議会百条委員会の元委員長・奥谷謙一県議を訴えた名誉毀損きそん訴訟の第1回口頭弁論が15日、東京地裁(武部知子裁判長)であった。立花氏は訴えに理由がないことを認める「請求放棄」を申し立て、訴訟は終結した。

 奥谷氏は委員長時代の昨年11月、内部告発者の情報を奥谷氏が隠蔽いんぺいしたとする趣旨の発信を立花氏がSNSで行ったことについて、「明らかなデマだ」と記者会見で発言。立花氏は、この発言などで名誉を傷つけられたとして提訴した。これに対し、奥谷氏側が「発言は真実だ」などと反論する書面を提出したところ、立花氏は請求放棄を申し立てた。

 訴訟終結後、奥谷氏の代理人弁護士は「立花氏は(発信がデマとの)事実を裁判所に認定されるのを避けたのだろう。自分で訴訟を起こして敵前逃亡しており、極めて不誠実だ」と述べた。立花氏は口頭弁論に出廷せず、「奥谷氏と直接話し合いがしたいため、判決を待たずに請求放棄した」とのコメントを出した。

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