忍者体験施設の入館料上限1万円「高すぎる」、伊賀市議会が設置条例案を否決…全会一致

2025年4月19日(土)10時17分 読売新聞

8月のオープンに向け、工事が進む忍者体験施設(伊賀市で)

 三重県伊賀市議会は18日、緊急会議を開催し、8月にオープン予定の忍者体験施設の設置条例案を全会一致で否決した。「大人1万円、子ども7000円」などとする上限の使用料(入館料)について、議員から「高すぎる」といった指摘や、設定の根拠についての質問が相次いだ。市は条例案を見直し、再提案する方針。

 忍者体験施設は4階建てで、PFI(民間資金を活用した社会資本整備)方式により伊賀鉄道上野市駅近くに建設中。内部を洞窟に見立て、ライト付きのヘルメットをかぶり、真っ暗な中で忍者について学ぶアトラクションが楽しめ、レストランやサウナ付きの宿泊施設も併設する。大阪・関西万博にあわせて4月にオープンする予定だったが、資材や工事の人員が確保できず、8月にずれ込んだ。

 市観光振興課によると、10〜15分のAコースと2時間のBコースがあり、Aコースは大人1800〜2800円、Bコースは同6000〜1万円の使用料を検討していたといい、今後再検討する。

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