国民・玉木雄一郎代表、会見記事に苦言「飛ばし過ぎ」 「『政権参加する』とは言っていません」...実際の発言は

2025年4月22日(火)18時11分 J-CASTニュース

国民民主党の玉木雄一郎代表が2025年4月22日、時事通信社が配信した記事の見出しに対して「飛ばし過ぎ」とXで苦言を呈した。

この見出しでは、25年夏に行われる参院選後の国民民主の対応をめぐり、玉木氏が「政策同意なら政権参加する」と発言したかのような内容だった。これに対し、玉木氏は「協力する」と言ったけれども、「政権参加する」とは言っていないとXで否定した。

「これまでと変わらず政策本位でいきます」

苦言の対象になった記事は、玉木氏が22日に開いた定例会見を報じる内容。会見では、参院選後の国民民主の動きに関する質問に答えた。その具体的な質問とは、「当面は参院選に向けて議席拡大に注力すると思うが、参院選後これまで訴えている政策の実現に向けて、連立を組んででも首班(首相指名)をとりにいく選択肢はあるか」というものだった。

これに対し、玉木氏は「選挙で議席数がどうなるか分からないので、今の段階で『誰とどことどう組むか』というのは予言者じゃない限り言えない」と返答。「私たちが今言えることはたった一つで、誰と組むかより何をするか」だと説明した。

続けて、「手取りを増やすような枠組みであれば協力するし、手取りを増やせないような枠組みであれば協力しない」と述べた。

その後、この協力のなかには連立入りも含まれるのか、という質問もあった。玉木氏は「今の時点で何かを言うことは困難」としつつも、「国民の手取りを増やす延長線上でどこかと誰かと協力することは、支援者も国民も認めてくれると思う」と話した。

玉木氏が22日にXで苦言を呈したのは、この会見の内容を報じた時事通信社の記事。見出しは「国民・玉木氏『政策同意なら政権参加も』 夏の参院選後の対応巡り」というものだった。

玉木氏は、この記事のURLを紹介しながら、「時事通信さん、飛ばし過ぎですよ。『協力する』と言いましたが、『政権参加する』とは言っていません」と指摘。「『どこと組むかより何を成し遂げるか』です。これまでと変わらず政策本位でいきます」との説明を加えた。

数日前の18日にも、玉木氏はデイリー新潮の記事に苦言を呈していた。見出しは、「『公明党が支えてくれるなら首班指名は受ける』と本人は前向き 国民×公明タッグで『玉木雄一郎首相』誕生の可能性」というものだ。

玉木氏は、この記事を紹介したうえで、「想像力たくましいのは結構ですが、私は本件に関して何の取材も受けていませんし、記事にあるような発言は一切していません。何より公明党さんにも失礼です。過去の記事も含め、事実に反するものが多くないですか」と批判している。

J-CASTニュース

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