「ガソリン1L10円引き下げ」首相が正式表明…期限は「暫定税率」与野党協議を見極め決定
2025年4月22日(火)21時30分 読売新聞
石破首相(18日)
石破首相は22日、物価高対策として、ガソリン価格を来月22日から1リットルあたり10円引き下げ、今年3月分で終了した電気・ガス料金への補助金を7〜9月に再度実施すると表明した。
ガソリン価格への補助は、レギュラーガソリンの全国平均価格が1リットルあたり185円程度になるよう週ごとに補助額を調整してきたが、元売りへ補助金を出す仕組みは維持して1リットルあたりの卸価格を定額で10円引き下げてもらうよう見直す。補助期限はガソリンなどに上乗せされる暫定税率の廃止に向けた与野党協議の推移を見極めて決める。
電気・ガス代補助は1キロ・ワット時あたり4円未満で調整しており、5月に詳細を決める。首相は記者団に対し、米国の関税措置による企業や国民生活への影響について、「よく注視して必要な支援に万全を期す」と強調した。
これに先立ち、自民、公明両党の政調会長は、ガソリン価格の引き下げを求める提言書を首相に提出した。