気象庁1か月予報 GWは寒暖差大 後半の4連休は熱中症に注意
2025年4月24日(木)15時50分 ウェザーニュース

2025/04/24 14:35 ウェザーニュース
今日24日(木)、気象庁は4月26日から5月25日までの1か月予報を発表しました。5月の前半が最も気温が高くなるとみられ、ゴールデンウィーク後半は暑さ対策が必要になりそうです。
南から暖かな空気が流れ込みやすい

この先1か月の気温
日本の南の海上に高気圧が勢力を強め、その縁をまわって暖かな空気が日本列島に流れ込みやすくなります。
1か月の平均気温は全国的に高めの傾向で、九州北部から東北、北海道の太平洋側と日本海側は平年より高い予想です。九州南部と北海道オホーツク海側は平年並みか高くなるとみられます。
沖縄や奄美は元々気温の高い時期になってきていることもあり、概ね平年並みになる見通しです。
GW後半は関東以西で暑いくらいに

気温傾向
気温の変化傾向を見ると、来週前半にかけては寒気が一時的に南下するため、北日本を中心に気温が平年を下回り、東日本、西日本でも平年並みか低めになる見通しです。
その後は一転して暖かな空気が流れ込みやすくなって、ちょうどゴールデンウィーク後半が今後1か月の気温のピークになる可能性が高いとみられます。
5月3日(土)以降を対象に、西日本、東日本には高温に関する早期天候情報が発表されました。気温が上昇して屋外での活動は熱中症リスクが高まりますので、予定がある方は注意をしてください。
5月中旬以降は西日本、東日本で気温の変化が比較的小さくなり、平年並みかやや高めで推移するとみられます。
沖縄は梅雨入りが迫る

この先1か月の降水量
日本の南に勢力を広げる高気圧から、中国東北区の低気圧に向かって湿った空気が流入するため、降水量は北海道で平年並みか多くなる予想です。東北や北陸はほぼ平年並みになるとみられます。
関東甲信や東海、西日本は高気圧に覆われて晴れる日が多く、降水量は平年並みか平年よりも少ない見通しです。
沖縄や奄美はゴールデンウィークが終わると前線が停滞しやすくなり、梅雨入りするとみられます。本格的な雨のシーズンに突入し、例年通りの降水量となる見込みです。