“物価高”直撃のGW 連休の過ごし方にも変化 こども食堂では“体験格差”への心配も【サンデーモーニング】
2025年5月4日(日)15時40分 TBS NEWS DIG
最大11連休となった今回のゴールデンウイークですが、“物価高”や“コメの高騰”を受け、連休の過ごし方にも変化がみられるようです。
物価高“いつもと違う”GW 近場・激安
「飛び石連休」の祝日となった4月29日、東京・お台場のイベントには、ビールを楽しむ人たちの姿がありました。
飛び石をつなげれば、最大11連休となりますが、みなさん、翌日の予定は…?
イベント参加者
「あすは仕事です」
「仕事です。きょうは楽しんで、あすのこと(仕事)は忘れる」
最長で何日休めるかを聞いた調査では、「4日」と答えた人が最も多い今回のGW。“物価高”も直撃し、休日も近場で過ごす人が増えています。
そんな中で賑わいを見せていたのが、山梨県の国道沿いにある“直売所”「里の駅いちのみや」。
埼玉県在住
「ウソみたい。買います、もちろん」
キャベツ2玉で150円、レタスも5玉で110円など、野菜が激安で売られているのです。
神奈川県在住
「最近はとても高くなったのでコメも買わずに、代わりに野菜でも買って帰る」
4月28日に発表されたコメの価格は、16週連続で上昇。連休中、旅行やレジャーを控えても、食費の心配は尽きません。
一つでも多く心に残る体験を 「子ども食堂」ではGWのイベント計画
5月2日に訪ねたのは、東京・江戸川区にある「子ども食堂 NUKUNUKU」。シングルマザーの親子などに365日、無料で食事を提供しています。
学校給食が食べられない連休中は、特に多くの子どもたちが集まります。
スタッフ 佐藤すずみさん
「(Q.お米はどうやって入手?)お米は全部寄付で。今までも節約してきているんですけど、もっと切り詰めている状況。お米をパスタに替えたり、うどんにしたり、蕎麦にしたり」
コメが値上がりし続ける中、いつまで寄付が続くか不安だといいます。
そして、ここに集まる親子のGWは…
スタッフ 佐藤さん
「旅行に行くにも、ホテルも高いし、交通費ね。GW明けとか『どこ行った?』みたいな話になる。『うちの子どもはどこにも行かない』、そういう話はつらいなと思いますね」
旅行に行けない子どもたちには、友達との“体験の格差”が生じる心配も…
ーー(学校の)周りの子どもたちのGWは?
中学2年生(13)
「沖縄行ったり」
スタッフ 佐藤さん
「保育園で(旅行に)行ってる子がいる。ハワイかな」
子どもたちに一つでも多く、心に残る体験を増やしたいと、4日と、5日の「子どもの日」には、イベントも計画しているそうです。
5歳
「誕生日会したり、わんこそば大会したり」
物価高の連休でも手作りの思い出を。子どもたちの笑顔があふれていました。