国内で2頭だけのラッコ「メイ」と「キラ」の名刺、おまけではなく単独でふるさと納税返礼品に…三重県鳥羽市
2025年5月6日(火)13時9分 読売新聞
(左)透明のメイの名刺(右)キラキラのキラの名刺(いずれも鳥羽市提供)
好評で品切れ、追加制作を検討中
三重県鳥羽市は、鳥羽水族館の人気者・ラッコの「メイ」と「キラ」の名刺を新たに作成し、ふるさと納税の返礼品に加えた。
新たに作成したのは、アクリル製で透明のメイの名刺と、キラキラに輝くホログラム加工を施したキラの名刺。各200枚を用意した。市は昨年も5種類のラッコの名刺を作り、返礼品に「宿泊観光周遊券」(寄付額3万円以上)を選んだ人に期間限定で1枚を同封したが、ファンからの要望もあり、名刺を単独の返礼品にラインアップした。
新作のメイとキラの名刺は各1枚、昨年の名刺は5種類セットで、寄付額はいずれも1万円。好評のため、品切れとなり、ふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」での受け付けを停止。市によると、追加制作を検討中という。
メイは20歳になった昨年5月、「鳥羽市ふるさと応援大使」に就任しており、小竹篤市長は「ラッコ人気にあやかり、ぜひ多くの人に鳥羽市を応援していただき、観光にも訪れてもらいたい」と話している。
国内で飼育されているラッコはメイとキラの2匹だけで、鳥羽水族館は混雑緩和のため、3月中旬から水槽前スペースでの観覧に1分間の時間制限を設けている。