愛子さま、金沢駅にご到着…能登半島地震からの復興視察へ

2025年5月18日(日)16時51分 読売新聞

石川県庁に到着された愛子さま(18日、金沢市で)=桐山弘太撮影

 天皇、皇后両陛下の長女愛子さまは18日、昨年1月の能登半島地震からの復興状況視察のため、新幹線で石川県入りされた。19日まで2日間の日程で、七尾市と志賀町に足を運ばれる。愛子さまが自然災害の被災地を訪ねられるのは初めて。

 愛子さまは正午前、JR金沢駅に到着。出迎えた大勢の市民らに、にこやかに手を振って応えられた。

 県によると、全半壊と一部損壊を合わせた住宅被害は今月13日時点で約11万6000棟に上る。愛子さまは18日午後、約1万7000棟が被害を受けた七尾市を訪れ、仮設住宅で住民が健康維持のために続ける体操の様子を見学された。

 夕方には、地震の影響で多くの旅館が休業を余儀なくされた同市の和倉温泉に足を運び、旅館経営者から復興プランについて説明を受けられる。がれきの撤去や被災者の悩みなどを聞く「傾聴ボランティア」の活動に取り組む金沢大学の学生とも懇談される。

 19日は震度7の揺れを観測した志賀町で、飲食店やスーパーなどの仮設店舗を見て回られる。高齢者の見守り活動の拠点も視察し、夜に帰京される。

 愛子さまの能登訪問は昨年9月に予定されたが、直前の豪雨災害で中止となっていた。

 内閣府によると、能登半島地震による死者は13日時点で、石川、富山、新潟の3県で592人(うち364人は災害関連死)。

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