大阪の自称・最高齢アイドル「オバチャーン」の６年ぶり新曲は応援ソング…「うまいこといくはず知らんけど」

通天閣で新曲を披露するオバチャーンのメンバー（大阪市浪速区で）

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　大阪在住の“おばちゃん”らでつくるアイドルグループ「オバチャーン」が、６年ぶりの新曲「ＯＶＥＲＰＯＷＥＲ（オバパワー）」をリリースした。アップテンポな曲調と「心配してもしゃあない」など前向きな歌詞が特徴の応援ソング。大阪・関西万博で世界から大阪に注目が集まるのを見越し、「万博もいいけど『おばんぱく』もよろしく」とＰＲする。（川本一喬）

　オバチャーンは平均年齢７０歳以上の女性たちで構成する自称・日本最高齢アイドルグループで、２０１１年に活動を開始。ど派手なヒョウ柄の衣装を着て、年齢を感じさせないパワフルな歌や踊りを披露するのが特徴で、デビュー曲「オバチャーンのテーマ」はユーチューブでの再生回数が１７０万回を超えるなど人気を集めている。

　今回の曲は、コロナ禍や物価高騰、ＳＮＳ上でのトラブルなど様々な問題に悩んだり、不安を感じたりする人を応援する内容で、「どんな嵐も笑顔で乗り切る」「きっと待ってるハッピーエンド　うまいこといくはず知らんけど」などの歌詞を、メンバーが力強く歌い上げる。激しくもコミカルなダンスは、「バブリーダンス」などで知られる岸和田市出身の振付師ａｋａｎｅさんが担当した。

　「ＯＶＥＲＰＯＷＥＲ」は音楽配信サービスで購入してダウンロードできるほか、ユーチューブでもミュージックビデオを視聴できる。

　プロデューサーの日座裕介さんは「おせっかいで口うるさいおばちゃんが、今の時代に必要だと考えた」と狙いを明かし、センターを務める舟井栄子さん（７７）は「誰でも元気になれる曲。落ち込んだ時に聞いて明るい気持ちになってほしい」と話している。