投資詐欺で1億8000万円被害、「NFT」使って「簡単に利益が出る」と持ちかけられ
2025年5月25日(日)19時48分 読売新聞
福島県警白河署は20日、県南地方の50歳代男性がSNSを通じた投資詐欺で約1億8000万円相当の暗号資産をだまし取られたと発表した。
発表によると、男性は3月上旬、SNSで知り合った人物から「簡単に利益が出る」と、偽物ではないことを証明するデジタルデータ「NFT(非代替性トークン)」を使った投資話を持ちかけられた。
男性はスマートフォンに指定されたアプリを入れ、3月下旬から4月下旬にかけて、ネットバンキング口座からアプリを通じて計約1億8000万円相当の暗号資産を送金した。送金は、投資名目のほか、アプリ上で表示されたもうけを引き出すのに必要な税金の名目で要求されたという。
県警生活安全企画課によると、こうしたSNS型投資詐欺の被害は県内で今年1月〜4月末に16件、計1億6438万円確認されている。