古いコメをおいしく食べるには…炊くときのコツ・相性のいいメニュー、「お米マイスター」が伝授

2025年5月26日(月)20時19分 読売新聞

 政府が今回放出を決めた備蓄米は2021年産や22年産で、収穫から一定の年数がたっている。「おいしく食べるにはひと工夫が必要になる」。コメの博士号とも言われる「五ツ星お米マイスター」で、大阪市平野区で米穀店を営む西川信一さん(59)はそう話す。

 西川さんによると、古いコメは新米などに比べて水分量が少なく、炊きあがりのツヤや粘りに欠ける向きがある。炊飯器でコメを炊く時は、コメ1合に対し、日本酒や料理酒、みりんのいずれかを小さじ1杯入れると、ツヤが出てぱさつきを抑える効果がある。炊飯前に水につけおく時間は、夏場は一般的に約30分とされるが、1時間程度かけるとより食感がよくなる。

 西川さんは、「酢飯で作るちらしずしや丼物、カレーライス、チャーハンなどは相性がいいだろう」と話す。

ヨミドクター 中学受験サポート 読売新聞購読ボタン 読売新聞

「お米マイスター」をもっと詳しく

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ