マッチングアプリ通じて障害者に接触、バーに誘い出してぼったくりの疑い…警視庁が男女4人を新たに逮捕
2025年5月28日(水)12時32分 読売新聞
警視庁
マッチングアプリで知り合った男性から飲食代を不当に取り立てたとして、ぼったくりグループが摘発された事件で、警視庁は28日、新たに自称バー経営の男(22)(東京都新宿区)、同店従業員の女(21)(板橋区)ら男女4人を東京都ぼったくり防止条例違反容疑などで逮捕したと発表した。
発表によると、4人は仲間と共謀して2月中旬、20歳代の男性を勤務する渋谷区のバーに誘い出し、飲食代として25万円を支払わせるなどした疑い。4人の逮捕は13、27日。
4人は、障害者向けのマッチングアプリを通じて下半身に障害がある男性に接触。従業員であることを隠した21歳の女が男性をバーに連れ込み、次々に酒を注文する手口で高額な飲食代を請求していた。
全額を支払えない男性を都内のサウナに8時間にわたって監禁。その後、消費者金融で借金させたり、実家に赴いたりして計約243万円を取り立てたという。
警視庁は今月、同様の手口で不当な取り立てをしたとして同店従業員の男女3人を同法違反容疑で逮捕していた。同庁はグループが昨秋以降、違法な取り立てを約50件繰り返し、計約8000万円を得たとみて調べている。