関東甲信など梅雨入りは? 全国的に蒸し暑すぎる 1か月予報

2020年6月4日(木)17時10分 tenki.jp

7月初めにかけて、全国的に高温予想です。まだ梅雨入りしていない所は、いつ梅雨入りするか、気になりますが、6月中旬頃には続々と梅雨入りする可能性があります。気象庁が発表した、最新の1か月予報です。

この先1か月 全国的に高温予想

気象庁が、4日発表した「1か月予報」によりますと、向こう1か月は、全国的に暖かい空気に覆われるため、平均気温は、平年より高いでしょう。特に、東北から九州は、6月10日頃から高温が予想され「高温に関する早期天候情報」も発表されています。熱中症などの体調管理はもちろん、農作物の管理や、食品の管理にも注意が必要です。
さらに今年は、新しい生活様式の中、熱中症に対しての予防行動も、いつもの年とは違ってきています。マスクをしていてもこまめな水分補給を心がけるだけでなく、2メートル以上の十分な距離がある場合は、適度にマスクをはずして、休憩してください。

【6月6日〜12日】北から南まで 暑すぎる

週ごとに、詳しく見ていきます。
6月6日〜12日は、北日本から沖縄・奄美にかけて、平均気温は平年より高いでしょう。特に、梅雨入りしている沖縄・奄美では、平年と同様に曇りや雨の日が多いので、気温だけでなく、湿度も高いため、不快な暑さになりそうです。お部屋の中でも、なるべく涼しくしてください。
一方、西日本と東日本太平洋側は、南からの湿った空気が入りにくく、平年に比べ、曇りや雨の日が少なくなりそうです。平年ですと、この時期には、本州でも広い範囲で梅雨入りしている頃ですが、今年は、梅雨入りのタイミングが平年より遅れる地方もありそうです。

【6月13日〜19日】いよいよ 広い範囲で 雨の季節

6月13日〜19日は、北日本の暑さは落ち着くでしょう。ただ、東日本と西日本、沖縄・奄美では、引き続き平均気温は平年より高い予想です。
そして、天気は、前の週とは、ガラッと変わりそうです。雨を降らせる「前線」の影響を受けやすくなる範囲が、西日本や東日本付近に移ってきて、期間のはじめは、日本海側で前線の影響を受けやすくなるでしょう。このため、北日本と東・西日本太平洋側では、平年と同様に曇りや雨の日が多くなりそうです。このあたりには、いよいよ梅雨入りする地方が多くなりそうです。
一方、沖縄・奄美では、高気圧に覆われやすく、平年に比べて、曇りや雨の日が少なくなるでしょう。平年の梅雨明けは、沖縄は6月23日ごろ、奄美は6月29日ごろですが、今年の梅雨明けは、早まる可能性があります。

【6月20日〜7月3日】「蒸し暑さ」と「大雨」に注意

6月20日〜7月3日は、東日本や西日本、沖縄・奄美を中心に、高温傾向が続くでしょう。平年ですと、東京のこの時期の最低気温は20度近く、最高気温は26〜27度くらいです。いつもの年でも蒸し暑いのに、今年は高温傾向とマスクの着用で、暑さが一段と体にこたえそうです。無理をしないで、お過ごしください。
天気は、沖縄・奄美では、平年と同様に晴れの日が多く、夏本番を迎える可能性が高くなっていまです。一方、西・東・北日本では、平年と同様に曇りや雨の日が多いでしょう。過去には、この時期に大雨になった年があり、2018年6月28日〜7月8日には「平成30年7月豪雨」がありました。今年も側溝や雨どいの掃除など、大雨へ備えは、早めに行ってください。
【北日本】北海道・東北地方
【東日本】関東甲信・北陸・東海地方
【西日本】近畿・中国・四国・九州北部地方・九州南部
【沖縄・奄美】鹿児島県奄美地方・沖縄地方

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