北陸・東北も梅雨入り 全国的に長雨の季節突入 梅雨前線の動向や雨の見通しは?

2023年6月11日(日)14時20分 tenki.jp

きょう6月11日(日)午前、気象庁は北陸地方と東北南部・北部地方が梅雨入りしたとみられると発表しました。この先、梅雨前線の動向や雨の見通しは?

全ての地方で梅雨入り 梅雨前線の動向は?

きょう6月11日(日)午前、気象庁は北陸地方と東北南部・北部地方が梅雨入りしたとみられると発表しました。北陸は平年並み、東北南部は平年より1日早く、東北北部は平年より4日早い梅雨入りとなりました。これで、梅雨のない北海道をのぞく、全ての地方で梅雨入りしたことになります。
この先、梅雨前線の動向をみると、台風3号が南の海上を通過する13日(火)以降、梅雨前線は本州の南にグッと下がる見込みです。変わって、上空には寒気が入り、15日(木)をピークに16日(金)にかけて、本州付近は大気の状態が非常に不安定となる見込みです。

雨の見通し

この先は、13日(火)午前までは台風+前線の影響で広い範囲で雨が降るでしょう。その後、14⽇(水)〜17⽇(土)にかけて、梅雨前線はグッと南下し、沖縄付近から⽇本の南に停滞する見込みです。前線に近い沖縄や奄美地方は、梅雨末期の大雨に警戒が必要です。なお、沖縄地方の梅雨明けの平年は6月21日ごろ、奄美地方は6月29日ごろです。
一方、本州付近は前線が南下し晴れる所もありますが、上空には寒気が入るため大気の状態が非常に不安定となり、あちらこちらで急な雨や雷雨があるでしょう。晴れて地上の気温が上がれば上がるほど不安定となるため、ゲリラ雷雨に注意が必要です。
週後半はかなり蒸し暑くなるため、熱中症にもご注意下さい。

ゲリラ豪雨の前兆

ゲリラ豪雨(局地的な大雨)の、前兆となる現象は、大きく3つ挙げられます。
①「真っ黒な雲が近づいてきた」
ゲリラ豪雨(局地的な大雨)をもたらすような、発達した積乱雲は、真っ黒に見えます。黒い雲が速いスピードで動いているように見えたり、晴れていたのに、急に空が暗くなったりするのも、ゲリラ豪雨(局地的な大雨)のサインの一つです。
②「雷の音が聞こえてきた」
ゴロゴロという音が聞こえてきたら、雷雲が近づいています。また、稲妻が見えるのも、ゲリラ豪雨(局地的な大雨)のサインの一つです。
③「急に冷たい風が吹いてきた」
発達した積乱雲からは、雨粒とともに、冷たい風が勢いよく吹き降りてきます。風の変化にも、注意が必要です。
このような前兆を感じたら、すぐに安全な所へ避難してください。また、雷注意報が発表されている時や、天気予報で「大気の状態が不安定」、「天気が急変」という言葉を聞いた時には、ゲリラ豪雨(局地的な大雨)の可能性がありますので、ご注意ください。

ゲリラ豪雨に遭遇したら

ゲリラ豪雨(局地的な大雨)に遭遇したら、次の3つのことを心がけてください。
①頑丈な建物に入りましょう。発達した積乱雲は、ゲリラ豪雨(局地的な大雨)だけでなく、落雷や竜巻などの突風をもたらすこともあります。屋外にいる場合は、すぐに頑丈な建物に入り、2階以上の、窓から離れた所へ避難しましょう。
②最新の気象情報を確認しましょう。ゲリラ豪雨(局地的な大雨)は、ごく狭い範囲で、短い時間に大量の雨が降るというのが、特徴です。雨雲レーダーをチェックすると、「今、どこで雨雲が発達しているのか」という実況だけでなく、「この後、雨雲がどこへ進むのか」という予想もわかります。自分のいる付近を拡大すれば、より詳しく知ることができます。
③地下施設・水辺から離れましょう。ゲリラ豪雨(局地的な大雨)が街中で発生すると、アスファルトなどによって水はけが悪いために、思わぬ所に水が溜まる恐れがあります。地下施設にいる場合は、できるだけ早く、地上の高い所へ移動してください。また、雨宿りをする際は、建物の地下室や、地下街を避けましょう。橋の下も、川が急に増水する恐れがありますので、絶対に避けてください。

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