1か月予報 これからの8月「まだ猛暑」お盆も危険な暑さに警戒 9月も残暑厳しく

2023年8月3日(木)15時58分 tenki.jp

きょう3日、気象庁はこの先の1か月予報を発表。全国的に気温は平年よりも高く「まだ猛暑」が続く見込み。すでに記録的な暑さが続出する中、連日の猛暑による疲労で、熱中症にかかるリスクが高まることも考えられます。お盆の帰省など移動の際にも熱中症に警戒してください。

お盆の頃も危険な暑さ 熱中症に厳重警戒

気象庁はきょう3日、「高温に関する全般気象情報」を発表しました。
北日本と東日本では10日頃にかけて、西日本では6日にかけて気温の高い状態が続くため、熱中症に早めに対策がとれるよう、警戒を促しています。
それに加えて、北海道から関東甲信、北陸、近畿の日本海側にかけてを対象に「高温に関する早期天候情報」を発表しました。
これは、10年に1度程度しか起きないような著しい高温となる可能性が、いつもより高まっているときに発表される情報です。
8月10日以降も、平年に比べて「かなり高温」となる所がある見込みです。
いったん猛暑から解放されるタイミングがあっても、再び来週中頃から危険な暑さとなる可能性が高くなっています。
お盆休みにあたる方もいらっしゃると思いますが、長時間の移動の際には暑さ対策を万全になさってください。
また、屋外の活動を予定している際には、炎天下の活動をできるだけ控えるなど、危険な暑さをなるべく避けてお過ごしください。
翌日や当日に熱中症の危険性が極めて高い気象状況になることが予測される場合には、「熱中症警戒アラート」が発表されますので、早めに対策を行って、発表された際には、日中の外出をできる限り控えるなど、暑さに一層の警戒をしてください。
※高温に関する早期天候情報は、その時期としては10年に1度程度しか起きないような著しい高温となる可能性が、いつもより高まっているときに、6日前までに注意を呼びかける情報です。6日先から14日先までの期間で、5日間平均気温が「かなり高い」確率が30%以上と見込まれる場合に発表されます。

終わらない猛暑 台風シーズンに雨量多い所も 情報に注意

気象庁が発表した1か月予報によると、この先1か月も太平洋高気圧の勢力が強く、北日本や東日本を中心に暖かい空気に覆われやすいでしょう、今年は7月から危険な暑さが続いていて、一年で最も暑さの厳しい8月もまだ猛暑が予想され、本当に危険な暑い夏となるでしょう。
各地で9月初めにかけても残暑が厳しい見込みです。
沖縄・奄美や西日本の太平洋側では、湿った空気や気圧の谷の影響を受けやすい時期があり、降水量は平年並みか多い見込みです。
その他の地域は、降水量は平年並みの予想ですが、太平洋高気圧が弱まるタイミングで、湿った空気が流れ込むと大雨をもたらす恐れがあります。気温が高くなるほど空気中に含むことができる水分量が多くなるため、局地的な大雨も起こりやすい時期です。
川遊びなど屋外のレジャーは事故などに巻き込まれないように、事前に雨雲レーダーを確認するようにしてください。
きょう3日は台風6号の影響で、沖縄では大荒れの天気となっていますが、今年も台風シーズンの到来です。
日本の南の海上は、海面水温が平年より1℃以上高くなっていて、台風が発達しやすい状況です。お盆期間中なども、台風が発生した際には、情報に気を付けて早めの対策をとってください。

きょう3日 石川県小松市で39℃を 都心は過去最多猛暑日に迫る

きょう3日も、各地で猛烈な暑さとなり、午後3時までの最高気温で最も高かったのは、石川県小松市で39.0℃でした。(観測史上1位)
東京都心は午前11時過ぎに35.0℃まで上がり、3日ぶりに猛暑日となりました。早くもこの夏14回目の猛暑日で、昨年に観測された猛暑日最多記録(計16日)に迫っています。
いよいよ夏本番という時期ですが、お盆期間中は東日本や北日本を中心に、体に堪えるような暑さの日が多くなるでしょう。過去の夏の暑さを塗り替えるような「記録的に暑い夏」となる可能性があります。
すでに災害級の暑さとなっていますので、レジャーなども計画を見直すなど、無理のないように夏を過ごしてください。
北日本:北海道・東北
東日本:北陸・関東甲信・東海
西日本:近畿・中国・四国・九州

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