大雨の最新予報 過去経験したことのないような大雨エリアが拡大 危険度が更に高まる

2021年8月12日(木)12時0分 tenki.jp

お盆に警戒が必要な「災害級の大雨」。最新の予報では危険なエリアが拡大し、危険度が更に高まる予報に変わってきました。九州や中国地方だけでなく、北陸や岐阜県・長野県付近も、土砂災害などに厳重な警戒が必要です。

大雨の最新予報 一段と危険に

12日木曜、日本気象協会は、対象期間内に予想される72時間降水量の最大値と、その降水量がそれぞれの場所において過去最大の降水量と比較して何割に達するのか、ということを示す予報を発表しました。
これが100%前後に達すると、甚大な被害の発生する可能性が高まるという研究結果があります。さらに、150%以上に達すると、かなりの被害が発生するおそれがあります。
この最新の予報をみますと、来週前半にかけて、「過去経験したことのないような大雨」エリアが拡大する予報に変わりました。九州や中国地方だけでなく、北陸や岐阜県・長野県付近でも「過去最大雨量を超える雨が降る」と予想されている所があります。
更に、危険度も高まりました。以前の予報にはなかった「150%以上を表すオレンジ色」の表示が、あちらこちらに見られるようになりました。甚大な災害が発生する可能性も、ゼロではありません。
今回の大雨は、お盆期間だけでなく、来週中頃にかけて長引くおそれがあります。土砂災害に厳重に警戒し、河川の増水や氾濫、低い土地の浸水に警戒が必要です。
最新の気象情報や自治体からの避難情報を常に確認し、周囲の状況が悪くなる前に、命を守る行動に徹するよう、心掛けてください。

最新の情報 どこを見たら 何がわかる?

最新の「気象情報」を入手するには、テレビやラジオなどの方法もありますが、インターネットで確認する場合、おすすめのチェックポイントが3つあります。
①雨雲レーダーをチェックしましょう。「今、どこで雨雲が発達しているのか」という実況だけでなく、「この後、雨雲がどこへ進むのか」という予想もわかります。自分のいる付近を拡大すれば、より詳しく知ることができます。
②雷レーダーをチェックしましょう。雨雲レーダーと同じように使えます。また、雷が予想されている所では、落雷だけでなく、竜巻などの突風の可能性も高まっていて、ひょうにも注意が必要です。
③注意報・警報をチェックしましょう。発表されている注意報・警報の種類によって、どんな現象に注意・警戒しなければならないか、わかります。注意警戒事項には、いつまで注意・警戒すべきか、ということも書いてあります。

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