台風7号 交通影響予測 お盆休みUターン時に関東を中心に影響大(14日13時更新)
2024年8月14日(水)14時5分 ウェザーニュース
2024/08/14 13:00 ウェザーニュース
台風7号による大雨や暴風により、お盆のUターンラッシュのタイミングで関東を中心に新幹線など鉄道の運転見合わせや高速道路の通行止め、飛行機の欠航など交通機関へ影響が懸念されています。最新の台風情報・気象情報および運行情報の確認を忘れずに行ってください。
明日15日(木)から17日(土)にかけての気象による影響予測をお伝えします。(8月14日更新)
<高速道路>通行止めの可能性
台風7号の接近に伴い、明日15日(木)の夜遅くから、関東・甲信・東海の一部区間で雨による速度規制が実施される可能性があります。
台風が最接近する16日(金)は、関東・甲信・東海・東北の広範囲で大雨による通行止めが発生するおそれがあります。また、台風の暴風域に入るタイミングでは、アクアラインなど沿岸の高速道路を中心に風がより強まるため通行止めとなる可能性もあります。
台風7号は関東に最接近した後、東北沖へ進むと予想で、17日(土)の夜にかけて、福島県や宮城県内の区間で速度規制または通行止めが続くことも考えられます。
車で移動を予定されている方は、最新の交通情報を各高速道路会社の公式ウェブサイトやアプリ、交通情報サービスなどでこまめに確認し、安全な移動を心がけてください。安全を最優先に、必要に応じて出発時間やルートの変更の検討も行なってください。
<鉄道>計画運休の可能性
【在来線】(記事冒頭の画像)
明日15日(木)の終電から、関東・甲信・東海の一部区間で、遅延が生じる可能性があります。
16日(金)は、台風7号が最接近するため、関東や伊豆半島周辺の各路線の一部区間で遅延や運転見合わせ、あるいは終日運休となる可能性があります。運休や運転見合わせが発生した場合、17日(土)始発から徐々に通常運行に戻るとみていますが、影響が大きい路線では17日(土)も運休が継続するおそれもあります。
東北太平洋側の路線でも、16日(金)の午後から雨風が強まり、一部区間で運休や運転見合わせが発生する可能性があります。現時点では、台風が東の海上に離れる17日(土)の午後までは、雨風の影響が続く予想です。北海道の道東太平洋側でも台風の影響により遅延などが発生する可能性があります。
北陸・近畿では、台風7号から距離はあるものの、風の影響を受ける可能性があり、一部区間で遅延が発生する可能性があります。
【新幹線】
16日(金)は台風7号の最接近に伴い、東海道新幹線では大雨となる予想で、運休や運転見合わせが発生する可能性があります。また、東北新幹線の一部区間では、強風による遅延が発生するおそれがあります。
台風7号は関東に最接近した後、東北沖へ進むと予想で、17日(土)までは、東北新幹線・北海道新幹線では風の強い状況が続くため、遅延が発生する可能性があります。
7月25日の大雨災害により運休していた山形新幹線は、今月10日(土)に運転を再開しましたが、雨の状況によっては再び運転見合わせとなる可能性もあります。
台風7号の発達具合や進路、進行速度次第では、計画運休の実施や予定より早い段階での運転見合わせが発生することがあります。ご利用予定の際は、各鉄道会社の公式ホームページや交通情報をこまめにご確認いただき、最新の運行状況を把握するよう努めてください。可能であれば、15日(木)中または17日(土)の午後以降など移動の予定を変更することをおすすめします。
<航空>遅延や欠航の可能性
16日(金)は台風7号の最接近に伴い、関東・東海・東北の空港では、すべての発着便で遅延や欠航が生じるおそれがあります。特に、羽田空港および成田空港では、台風の進路に近いため、多くの便が欠航する可能性があります。
なお、機材繰りの関係で関東・東海・東北の空港では15日(木)夜、17日(土)午前中も遅延などが発生する可能性もあります。
伊豆諸島の空港でも、明日15日(木)の始発便から16日(金)の最終便まで、すべての発着便で遅延や欠航が発生する可能性があります。
台風7号の影響が見込まれる便については、すでにご予約済みの便の変更や払い戻しの対応を実施している航空会社もあります。
最新の運航情報は各航空会社の公式ウェブサイトやアプリ、または連絡メール等で随時ご確認ください。安全を最優先に考慮し、代替手段や日程変更の検討など、余裕を持った行動を心がけてください。