台風12号通過し先島諸島は風雨強まる 宮古島で瞬間風速23.3m/sを観測
2021年8月22日(日)16時0分 ウェザーニュース
2021/08/22 16:00 ウェザーニュース
8月22日(日)15時現在、台風12号(オーマイス)は宮古島の北の海上を北北西に進んでいます。
台風の中心は昼過ぎに宮古島付近を通過しましたが、最接近の後に風雨が強まり、最大瞬間風速は宮古島で13時39分に23.3m/s、下地島で14時23分に24.2m/sを観測しました。
▼台風12号 8月22日(日)15時
存在地域 宮古島の北約30km
大きさ階級 //
強さ階級 //
移動 北北西 20 km/h
中心気圧 994 hPa
最大風速 23 m/s (中心付近)
最大瞬間風速 35 m/s
中心の南側に発達した雨雲
雨雲レーダー
台風の南側に広がる活発な雨雲が先島諸島を通過中で、局地的に雨が強まってきました。15時50分までの1時間には宮古島で16.0mmのやや強い雨を観測しています。
宮古島地方では夕方にかけて、石垣島など八重山地方では夜にかけて断続的に激しい雨の降るおそれがあり、同様に風の強い状況も続く見込みです。道路冠水や飛来物などに警戒をしてください。
また、先島諸島近海では最大で5〜6m、沖縄本島近海でも3mの高波が予想されますので、警戒が必要です。
熱帯低気圧に変わった後は西日本に影響か
24日(火)の予想雨量
台風は明日23日(月)には東シナ海で熱帯低気圧に変わり、朝鮮半島方面に進む見込みです。
九州からは少し離れて進むため直接の影響は大きくないとみられますが、熱帯低気圧に向かって南から暖かく湿った空気が流れ込むことで、西日本では局地的に雨の強まる可能性があります。一連の大雨の影響が残っている地域では、週明け以降の熱帯低気圧の動向に注意が必要です。
平年の台風発生数
台風の名前
台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。
台風12号の名前「オーマイス(Omais)」は米国が提案した名称で、「徘徊」という意味のパラオ語からとられています。