台風9号の暴風域が長崎・五島列島に 最接近の今夜は九州でさらに風雨強まる

2020年9月2日(水)15時50分 ウェザーニュース

2020/09/02 15:48 ウェザーニュース

非常に強い台風9号(メイサーク)は、9月2日(水)16時の推定位置で、長崎県五島市の西南西を北上しているとみられます。五島列島の一部が暴風域、九州全域と中四国の一部が強風域に入り、15時40分までに長崎県五島市・福江で30.3m/s、長崎県長崎市・野母崎で29.4m/s、山口県下関市で20.5m/sの最大瞬間風速を観測するなど次第に風が強まっています。
今日2日(水)夜にかけて九州に最も近づく予想で、五島列島など島嶼部に加え、九州本土の沿岸も一部が暴風域に入る可能性があります。さらに強まる風に警戒してください。
▼台風9号 9月2日(水)16時の推定
 存在地域   五島市の西南西約160km
 大きさ階級  大型
 強さ階級   非常に強い
 移動     北 20 km/h
 中心気圧   950 hPa
 最大風速   45 m/s (中心付近)
 最大瞬間風速 60 m/s

今夜は外出危険な暴風のおそれも

2日(水)21時の風向・風速の予想

台風9号が最も近づく今夜が風のピークになるり、沿岸部を中心に瞬間的には40〜50m/sの暴風が吹くおそれがあります。また、台風の中心から離れた場所でも、豊後水道など地形の影響を受ける地域では局地的に暴風となるので、警戒が必要です。
今夜にかけて外に出るのが危険なほどの暴風になることが考えられますので、飛来物などに備えた対策は日没前に済ませてください。

中心から離れた九州太平洋側で大雨に警戒

雨雲レーダー

台風本体の雨雲が五島列島や九州の東シナ海側にかかり、湿った空気の影響を受けている太平洋側でも雨雲が発達しています。
明日3日(木)にかけて大雨となり、多いところでは総雨量が200mm前後に達するおそれがあります。台風の中心に近い五島列島周辺や太平洋側で雨の強まる所が多い見込みです。土砂災害や低地の浸水などに警戒をしてください。

台風の名前

台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。
台風9号の名前「メイサーク(Maysak)」はカンボジアが提案した名称で、木の名前が由来です。

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