愛媛県大洲市で山火事 9月〜10月の降水量は平年の6分の1足らず

2023年11月1日(水)21時0分 ウェザーニュース

2023/11/01 21:11 ウェザーニュース

今日11月1日(水)午後、愛媛県大洲市で林野火災が発生しています。
西日本ではこの夏以降の降水量が少ない所が多く、大洲では9月〜10月の降水量が平年の5分の1未満となっていて、火災が発生すると延焼しやすい状況になっていたと考えられます。

肱川に沿って煙が南下

山火事は大洲市の肱川下流方面の山林で発生している模様で、夕方から大洲市の市街地の方へ煙が南下していました。日が暮れてからも火勢は鎮圧されておらず、遠景が赤く光る様子がウェザーニュースアプリの天気投稿「ウェザーリポート」にも寄せられています。
火災は大洲市白滝・戒川地区で発生しているとみられ、避難指示のアナウンスが聞こえるとのことです。

大洲 2か月間の総雨量が50mm足らず

西日本の、特に瀬戸内では夏以降の降水量が少なくなっています。
今日火災の発生している愛媛県でも少雨の傾向が続いていて、アメダス大洲の9月1日〜昨日10月31日までの2か月間の降水量は49.0mmしか観測されていません。平年の降水量は299.6mmですので、平年と比べて6分の1未満しか降水がなかったことになります。
降水量が少ないと草木が乾燥して、火災が発生した場合には延焼しやすくなっていたと考えられます。場合によっては鎮火までに時間がかかることも想定されます。大洲以外の地域でも、火災に注意するようにしてください。
この先、5日(日)頃にかけてはまとまった降水は予想されていません。

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