週末は西日本の山地で雪 平地の一部でも積雪の恐れ 再び強い寒気が流入 雪道対策を

2023年11月16日(木)16時52分 tenki.jp

今週末にかけて、西日本の上空には再び強い寒気が流れ込む見込みです。17日(金)の夜から18日(土)にかけては山地を中心に雪が降り、平地の一部でも積雪となる恐れがあります。今シーズン初めての雪道となる所もあり、注意・対策が必要です。

今夜は次第に本降りの雨 17日(金)は九州などに黄砂飛来の可能性

これからあす17日にかけて、前線を伴った二つの低気圧が日本付近を通過する見込みです。西日本では、今夜からあすの午前中にかけて広い範囲で雨が降り、太平洋側では局地的に雷を伴って非常に激しく降るでしょう。落雷や竜巻などの激しい突風、急な強い雨に注意をしてください。
なお、低気圧や前線が通過した後は、西日本(主に九州)から南西諸島にかけて黄砂が飛来する見込みです。衣類や車への付着、呼吸器疾患がある方は症状の悪化にも注意が必要です。

17日(金)夜〜18日(土)午前中 山地を中心に雪 風も強まる

あす17日の夜から18日(土)にかけて、西日本の上空には西から次第に強い寒気が流れ込む見込みです。上空1,500メートル付近には、平地でも雪の目安となるマイナス6℃(真冬並み)の線が中国地方の広い範囲にかかるでしょう。このため、17日の夜から18日の午前中にかけて、中国山地では広く雪が降り、山陽西部では平地でも積雪となる恐れがあります。さらに、上空5,500メートル付近にも真冬並みの寒気が流れ込むことや、日本海の海面水温が高いことから、大気の状態が非常に不安定となり、局地的に雪雲が発達する見込みです。
先日11月13日に強い寒気が流れ込んだ際は、鳥取県の大山で11月としては記録的な大雪となりましたが、前回とは寒気の入り方が異なります。今回は、西風による寒気の影響を受けやすい九州山地や四国山地などでも、積雪となる所があるでしょう。(トップ画像)
今シーズン初めての雪道となる所もあるため、峠越えなどをされる際は冬用タイヤを装着するなど、しっかりとした対策が必要です。また、西風が吹き荒れる恐れがあり、雪や風で見通しが悪化する恐れもあります。十分ご注意ください。

シーズン最初の雪 慣れていても注意

冬の時期に雪の多い所に住んでいる方でも、ひと夏を過ぎると、雪道での車の運転感覚を忘れがちです。シーズン最初の雪は、たとえ雪に慣れている方でも、以下の2つのことに注意が必要です。
(1)必ず、スタッドレスタイヤに交換するか、タイヤチェーンを装着しましょう。スタッドレスタイヤは、溝が十分にあるかどうかを、事前に確認してください。あまり使っていないスタッドレスタイヤでも、時間が経てば、劣化が進みますので、シーズン前に点検が必要です。
(2)たとえ急いでいても、急ブレーキ、急なハンドル操作、急発進、急な車線変更など「急」のつく運転はやめましょう。「急」のつく運転をしてしまうと、車がスリップしやすくなります。車を発進する時や上り坂では、タイヤが空転してしまわないよう、アクセルをじわりと踏み込んでください。下り坂では、エンジンブレーキを基本として、アクセルとブレーキも適度に調整して、速度を落としてください。

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