三大流星群の一つ「ふたご座流星群」がピーク 今夜から観察のチャンス 天気は?

2021年12月13日(月)6時44分 tenki.jp

「ふたご座流星群」は、14日火曜頃に極大を迎えますが、今夜から観察のチャンスです。13日月曜夜〜14日火曜明け方と、14日火曜夜〜15日水曜明け方の2夜は、特に多くの流れ星を見られる可能性があります。流れ星を見つけやすいポイントや、気になる天気をまとめました。

「ふたご座流星群」とは?

今夜からは、年間最大の流星群と言われる「ふたご座流星群」に注目です。
国立天文台によりますと、「しぶんぎ座流星群」「ペルセウス座流星群」「ふたご座流星群」は三大流星群と呼ばれています。中でも「ふたご座流星群」は、毎年ほぼ一定して、多くの流れ星が見られるということで、年間最大の流星群と言えます。条件がそろえば、1時間に40〜50個程度の流れ星を見ることができるのです。
今年の「ふたご座流星群」、極大は14日火曜の16時頃と予想されています。この時間は、あいにく、空がまだ暗くはありませんが、「ふたご座流星群」は、流れ星が見えやすい時間が、比較的長いのです。そのため、多くの流れ星に出会えそうなチャンスは、今夜「13日月曜夜〜14日火曜明け方」と、あすの夜「14日火曜夜〜15日水曜明け方」、計2回あります。
中でも、特に多くの流れ星が期待できるのは「14日火曜未明〜明け方(東京は2時〜5時頃)」です。この時間は、月が沈むため、月明かりに邪魔されることがありません。空の暗い所で観察すると、1時間に40〜50個の流れ星を見られる可能性があります。特に、深夜2時頃には、放射点がほぼ天頂に位置するため、流れ星が真上から降ってくるように見られる可能性が高いのです。

流れ星を見つけやすいポイントは?

流れ星を見つけやすくするには、以下の4つのポイントがあります。
①できるだけ、街灯など人工の明かりが少ない場所を選びましょう。人工の明かりが多いと、その明るさに邪魔をされて、暗い流れ星が見えにくくなり、見ることのできる流れ星の数が少なくなってしまいます。
②なるべく、空が広く見渡せる場所を選びましょう。
③空の広い範囲に、注意を向けるようにしましょう。放射点の方向に、こだわる必要はありません。流星群は、放射点(流れ星の軌跡を、逆向きに延長したときに通る点のこと)のある方向だけに出現するわけではなく、夜空のどこにでも現れます。空をより広く見渡しているほうが、より多くの流れ星を捉えられる可能性が高くなります。
④ただし、月のある方向を正面にして観察するのは、避けたほうがよいでしょう。月明りに邪魔されて、暗い流れ星が見えなくなってしまいます。

13日月曜の「星空指数」は?

気になる天気ですが、13日月曜夜は、北陸から北の日本海側では雲が多く、雪や雨の降る所があるでしょう。一方、太平洋側は広く晴れる見込みです。
星空指数は、数字が大きいほど、雲に邪魔されずにキレイな星空を見られる可能性が高いのですが、仙台・東京・名古屋・大阪など太平洋側のあちらこちらで、一番上の80〜100となっています。釧路など、北海道の太平洋側でも星空指数が高く、流れ星に出会えるチャンスです。

14日火曜の「星空指数」は?

14日火曜夜は、日本海側の「冬の嵐」はピークを過ぎるでしょう。北陸から北の日本海側では、13日月曜に比べると、雪や雨の降る所は少なくなりますが、それでも、星空観察にはいまひとつの天気となりそうです。
一方、太平洋側では、14日火曜夜も広い範囲で良く晴れるので、星空指数は高い所がほとんどです。空気がカラカラに乾くので、星が一段とキレイに輝くでしょう。
ただ、良く晴れる夜ほど、放射冷却現象が強まるため、冷え込みが強まります。流れ星を観察する際は、できるだけ暖かくして、体調を崩さないよう、お気をつけください。

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