週間天気　日本海側は大雪警戒　福岡でも積雪のおそれ

2023/12/20 15:00 ウェザーニュース

強い寒気南下で大雪に警戒

積雪予想　23日(土)夜まで

明日21日(木)からは再び冬型の気圧配置が強まり、23日(土)にかけてこの時期としては強い寒気が南下する予想です。
北海道から山陰にかけての日本海側で雪になり、再び大雪となるおそれがあります。JPCZと呼ばれる発達したライン状の雲が流れ込む北陸から山陰にかけては、雷や突風を伴い、強い雪が断続的に降ることが予想されます。特に内陸部や山沿いの多いところでは週末にかけて新たに1m以上も積雪が増える大雪になる見込みです。また、北海道の日本海側でも低気圧が通過するため雪が強まり、積雪急増や吹雪に警戒が必要です。
立ち往生による車両滞留や除雪時の落雪事故などに警戒をしてください。山間部では雪崩の発生などが懸念されます。最新情報を確認するようにしてください。強い冬型の気圧配置は、週末の23日(土)頃まで続くとみられます。

福岡など西日本市街地でも積雪のおそれ

上空1500m付近の寒気予想　22日(金)9時

平地で雪の降る目安の上空1500m付近で−6℃以下の寒気は九州南部まで南下し、さらに強い−12℃以下の寒気が九州北部から中国地方まで流れ込む予想です。
西日本の日本海側では平野部でも広範囲で雪が降り、福岡など九州北部でも積もることが予想されます。名古屋周辺にも雪雲が流れ込む見込みです。
太平洋側でも、関東平野以外の各地では週末にかけて雪の降るタイミングがあるかもしれません。初雪の可能性があるため、積雪や路面凍結によるスリップ事故等に注意してください。車を運転される方は、冬用タイヤへの交換やタイヤチェーンの携行など、そろそろ雪道用の装備を準備しておくと良さそうです。

クリスマスにかけて厳しい寒さ

週末にかけて寒さが続き、全国的に気温が低めの日が多くなります。最高気温は平年のこの時期と比べて、5℃以上低い日が続く可能性があり、まさに真冬の寒さです。
晴れる日が多い関東など太平洋側でも気温は上がらず、北風も強まるため、体感温度はいっそう下がる見込みです。
クリスマスが近くなり、イルミネーションなどを楽しみに夜に出かけることも多いかもしれません。冬用のコートやマフラーを着用するなど、寒さ対策を忘れずにお出かけください。