『芥川龍之介の桃太郎』1月22日発売!衝撃のダークすぎるおとぎ話、怪作かつ傑作の、まるで現代を予言するかのような驚きの物語。芥川龍之介 著/寺門孝之 画

2024年1月22日(月)11時46分 PR TIMES

みんなが知っているおとぎ話が、芥川龍之介にかかるとこんなにも面白く考えさせる1冊に!!100年前に書かれた、100年を超えて通用する物語。

おとぎ話とは全く異なる、稀代のワルの桃太郎。平和で牧歌的な鬼が島にお供を連れて征伐に向かうが…。現代の世の中を暗示するような物語と見応えのある挿絵で何度も読み返したくなる絵本。

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誰もが知っているおとぎ話の『桃太郎』。桃から生まれた桃太郎が犬、猿、雉を連れて鬼が島に鬼退治に行くというストーリーの骨格は同じだが、いわば芥川龍之介によるパロディのような作品。芥川の手にかかると、ユーモアや皮肉などが随所に散りばめられ、こうも面白く、鋭く、厚みのある物語になる。
桃太郎と鬼との関係は、戦争や紛争の絶えない現代の世の中を表しているようで、100年前に描かれた本とは思えないぐらい。まるで予言の書かと思える。そんな芥川版『桃太郎』を現代世界に甦らせたのは寺門孝之による、奇抜で素晴らしい挿絵である。全身ピンクで、編みタイツ姿の桃太郎は、まさに時空を超えて、物語を豊かに肉付けしている。
なんども繰り返し読みたくなる、なんとも不思議な力のある絵本だ。
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本書は2005年にピエ・ブックスから刊行された単行本の改題、改訂版であり、掲載画は一部差し替えと加筆修正をし、すべて原画からあらたにスキャニングを行った。
芥川龍之介による文章を生かしつつ、若い読者にもひろく読まれるよう、一部省略をし、漢字にはすべて読みがなをふった。
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■町田康氏、推薦!!
「人間が相争う理由がわかった。こんな桃太郎が目の前に居ったら俺もついていく。目の虚無がえぐい。全員えぐい。」

■関連情報
絵を担当した寺門孝之さんの個展
【寺門孝之 新作絵画展 「絵じゃないか」】
場所:ピンポイントギャラリー(表参道)
会期:2024年1月12日(金)〜1月27日(土) 平日12:00〜19:00 土曜日12:00〜17:00 [日曜日休廊]
https://pinpointgallery.com/schedule/takayukiterakadoexhi/

■作者紹介
芥川龍之介 著
1892年東京生まれ。東京帝国大学英文科卒。「鼻」が夏目漱石の賞賛を受け、作家としての地位を確立。「羅生門」「杜子春」「或阿呆の一生」「河童」など小説をはじめ、随筆、童話、戯曲ほか多数の著作がある。
寺門孝之 画
画家。神戸芸術工科大学教授。大阪大学文学部美学科卒。「天使」や「夢」をモチーフに独自の絵画世界を切り開く。展覧会はじめ、書籍の装画、絵本など幅広く活動。著書に『天使ブック』『ぼくらのオペラ』ほか多数。
寺門孝之X https://twitter.com/terapika
寺門孝之instagram https://www.instagram.com/tterakado/
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■書誌情報
書名: 芥川龍之介の桃太郎
著者: 芥川龍之介/寺門孝之 画
仕様:B5判変型/上製/52ページ
発売日:2024年1月22日
税込定価:1980円(本体価格1800円)
ISBN:978-4-309-29373-8
URL:https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309293738/

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