かくれフードロスに向き合うASTRA FOOD PLAN、埼玉県主催の第3回「彩の国SDGs技術賞」で大賞を受賞

2024年1月27日(土)13時16分 PR TIMES

「サスティナブルな社会の実現」をミッションに掲げるフードテックベンチャーのASTRA FOOD PLAN株式会社(埼玉県富士見市、代表取締役:加納 千裕 以下ASTRA FOOD PLAN)は、埼玉県が主催する第3回「彩の国SDGs技術賞」で大賞を受賞したことをお知らせします。
 2024年1月24日(水)に開催された「彩の国ビジネスアリーナ2024」で表彰式が執り行われ、大野元裕埼玉県知事から表彰状が贈呈されました。

[画像1: https://prtimes.jp/i/99210/21/resize/d99210-21-0c558c8e824e9aac340e-0.png ]

・「かくれフードロス」とは
ASTRA FOOD PLANは、野菜の芯や皮、ヘタなどの食品ざんさや産地で発生した規格外農作物など、一般的な食品ロスの約4倍となる年間2000万トン(※1)の食品廃棄を「かくれフードロス」と呼び、その削減とアップサイクルに取り組んでいます。

(※1)
「年間2000万トンのかくれフードロス」=「2372万トン(食品由来の廃棄物等)(※2)」-「約570万トン(本来食べられるのにも関わらず廃棄される食品ロス)(※3)」
(※2)
環境省『食品廃棄物等の利用状況等』(令和2年度推計)
https://www.env.go.jp/recycle/food/post_5.html?fbclid=IwAR2MAEmiWIPybvUKszniBDrt1TCbDh3C1P_lPcwuZb2INtLp9pds1g89d38
(※3)
農林水産省『~食品ロス量(令和元年度推計値)を公表~』(2021年11月30日)
https://www.maff.go.jp/j/press/shokuhin/recycle/211130.html

「彩の国SDGs技術賞」について


 企業の成長・発展を支援し、埼玉県の経済の活性化を促進することを目的として、SDGsの達成に資する、革新的で将来性のある優れた技術・製品開発に取り組む企業等が表彰されます。

▼「彩の国SDGs技術賞」の詳細
https://www.pref.saitama.lg.jp/a0812/sdgs-gijutsu.html

大賞の受賞理由



従来有効活用できなかった野菜の芯や皮等の食品残渣を300〜500℃の過熱水蒸気によって短時間で乾燥・殺菌し、付加価値の高い食品パウダーへアップサイクルすることを実現。

食品工場等に設置することで、食品残渣の回収コストを削減するモデルを確立。



▼表彰式の様子
[画像2: https://prtimes.jp/i/99210/21/resize/d99210-21-cfa19dc765a75960f8c6-5.jpg ]

[画像3: https://prtimes.jp/i/99210/21/resize/d99210-21-af7a310dbf275e045fe8-5.jpg ]


ASTRA FOOD PLAN株式会社 代表取締役社長 加納千裕コメント


[画像4: https://prtimes.jp/i/99210/21/resize/d99210-21-b2b4172c968b0ff2e7ae-1.jpg ]

 表彰をいただき、大変光栄で嬉しく思っております。今回の賞も含め、多くの方に様々な面でご支援いただいていると感じており、感謝しております。
 今年度、産官学連携で埼玉県内の「かくれフードロス」削減と地域循環モデルの構築に向けたプロジェクトを行い、県内事業者や自治体、大学などと連携を強めてまいりました。社会課題の解決は1社では難しく、仕組みと事業者間の連携が必要不可欠だと言い続けてきましたが、地域の連携が強まったことで、思い描いてきたサーキュラーエコノミーの取り組みが少しずつ形になり、実現に向けて一歩進んだと確信しております。
今後もご支援とご協力をいただけますと幸いです。

循環型フードサイクル構築を目指す「ASTRA FOOD PLAN」


 ASTRA FOOD PLANは、過熱水蒸気技術を用いた食品乾燥装置『過熱蒸煎機』(※4)を開発・販売しているフードテックベンチャーです。
『過熱蒸煎機』は、高い生産効率とコストパフォーマンスを実現したことから、従来コストの問題で有効活用できなかった食品工場で発生する野菜類の端材や、規格外品などの未利用農作物、飲料ざんさ等を、付加価値の高い食材にアップサイクルすることができます。食品ざんさ廃棄の課題を抱える事業者に『過熱蒸煎機』を販売すると同時に、本装置で作られる新たな食品原料『ぐるりこ(R)』の用途開発を食品メーカーと協力して行うことで、フードロス問題の解決を目指しています。

(※4)
「過熱蒸煎」は特許庁商標登録済み商標です。登録商標第 6534112 号
[画像5: https://prtimes.jp/i/99210/21/resize/d99210-21-aded19cd23ec1795004d-1.jpg ]

『過熱蒸煎機』について


[画像6: https://prtimes.jp/i/99210/21/resize/d99210-21-69feed9d6b6f4bb63695-4.jpg ]

 『過熱蒸煎機』は、食品の風味の劣化と酸化、栄養価の減少を抑えながら、乾燥と殺菌を同時に行うことが可能な装置です。以下の3つの特徴により、野菜の不可食部分や、米ぬか、果物の搾りかす、飲料ざんさにいたるまで、高付加価値化した食材にアップサイクルすることが可能です。



食材の風味の劣化と酸化を防止
数百度の高温スチーム 過熱水蒸気を用いることで食材の酸化を抑え、栄養価の損失と風味の劣化を防ぎます。食材によっては旨味成分が増加し、ビタミンE、β-カロテンや葉酸などの栄養価が、熱風乾燥を用いた場合と比較して高いことも分かっています。

低コスト、高い生産効率を実現
ボイラーレスの過熱水蒸気発生装置を開発し、熱風と併用することでエネルギー効率が極めて高い乾燥・殺菌技術を実現。連続式で生産効率が高く、従来型乾燥技術のコストの課題をクリアしました。  

スピード殺菌乾燥
過熱蒸煎機での食材への加熱時間はわずか5〜10秒。短時間加熱で食材の劣化を抑えながらも、過熱水蒸気の効果でしっかりと殺菌ができるので安全に加工できます。


製品名:過熱蒸煎機
発売日:2022年4月4日
※『過熱蒸煎機』カタログダウンロード https://www.astra-fp.com/download/

『ぐるりこ(R)』について


[画像7: https://prtimes.jp/i/99210/21/resize/d99210-21-0e801b212e8731b3b72f-1.jpg ]

 『ぐるりこ(R)』(※5)は、『過熱蒸煎機』によって風味、栄養価の減少を抑えながら製造される高付加価値パウダーの総称で、素材別には”タマネギぐるりこ”、”キャベツぐるりこ”などとなります。サスティナブルで循環型のフードサイクルを目指していることと、『過熱蒸煎機』内で原料をぐるぐると回転させながら乾燥殺菌する製造工程の様子を表したキーワード「ぐるり」と、Collaborate、Cooperation、粉の「こ」を組み合わせた造語です。

(※5)
『ぐるりこ(R)』は特許庁商標登録済み商標です。6723114号


・会社概要
ASTRA FOOD PLAN株式会社
URL:https://www.astra-fp.com/
本社所在地:埼玉県富士見市鶴瀬東1-10-26
代表取締役:加納千裕
設立:2020年8月

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