在宅フリーランスママが集結したシルバーアントJAPAN。結晶化チタン『徳利』の開発秘話と日本チーム結成までの舞台裏

2024年2月6日（火）10時0分　PR TIMES STORY

SilverAnt（シルバーアント）は、サステナブルなチタン製品を製造販売するチタンブランド。2003年に中国に自社工場を構え、シルバーアントの名が2013年に商標登録。現在は、アメリカ、イギリス、オーストラリア、中国、エジプト、オランダ……、そして日本。世界中にシルバーアントのチタンを愛するチームがいます。

そんなシルバーアントが日本に上陸したのは2022年3月。現在は7人のフリーランスが集結し、個々の強みを活かしながらチームで活動を続けています。

この記事では、シルバーアントJAPANの代表を務める佐多愛美が、シルバーアントとの出会い、これまでの活動、そして2024年2月に応援購入サービスMakuakeで販売し、開始2分で目標金額を達成し、1日で200万円を突破した新商品「結晶化チタンの徳利」が誕生するまでのストーリーをお話します。

在宅ワーカーから世界と繋がる「貿易家」を目指す

私がシルバーアントと出会ったのは2022年1月。

それまでは3人の子どもを育てながら、在宅でWebの仕事をしていました。そんな中、「ひとり貿易」という働き方に出会いました。

大竹秀明さんが提唱したひとり貿易は、世界中の魅力的な商品を見つけだし、独占販売権を得て、在庫を仕入れる前にクラウドファンディングを活用して販売する物販ビジネス。家にいながらも世界と繋がる貿易家の生き方に憧れ、「100日後に貿易家になる」と宣言して行動をはじめました。

人生を共に過ごすサステナブルなチタン製品を求めて

環境に優しく、長く愛用できる商品を取り扱いたかったこと、さらに家族でアウトドアを楽しむ時にチタン製品を愛用していたことから、チタン製品に狙いを定めて商品を探すことにしました。

そんなある日、YouTubeで懸命にチタン愛を伝える1人の男性に目が留まりました。彼こそがシルバーアント海外事業部のショーンでした。私は彼を見た瞬間に「この人と一緒に仕事がしたい！」と思ったのです。

まずはシルバーアントの商品を取り寄せ、実際に商品を知ることからスタート。はじめて商品を手にした時のことは今でも忘れません。これまで手にしたチタン製品とは一味違う滑らかな触り心地。そして美しいフォルム。

「シルバーアントのチタン製品を絶対に私が日本で販売する」と強く思ったのです。その想いがメーカーにも伝わり、無事に独占販売権を手にすることができました。

とはいえ、最初は1商品からのスタートでした。

▲フィルターまで純チタンで作られたコーヒーフレンチプレス。この商品から全てがスタートしました。

商品を日常に取り入れ、魅力を体感し、撮影をしてSNSで発信。行動することで「私はシルバーアントの商品を使うたびに幸せを感じているよ」と、商品への愛をメーカーに伝え、少しずつ距離を縮めていきました。

そして、1回目のクラウドファンディングを終えた時に「大成功だ！あなたに日本の市場を任せる」と嬉しい言葉をいただけたのです。

在宅フリーランスママたちが集結。それぞれが挑戦できる場所に

そうして2022年11月にシルバーアントJAPANが誕生。7人のフリーランスが集まり、それぞれの強みを活かしてチタン愛を広げる活動を続けています。

私はチームメンバーに、シルバーアントを新しい挑戦の場とし、自分を知るきっかけとしてほしいと考えています。

子育て中で働く場所や時間に制限があっても見える世界は広げられることを、在宅から世界と繋がる貿易家の働き方を通じて伝えていきたいです。

全ての活動の根底にある想いは「チタンの魅力をより多くの方に伝えたい」

日本総代理店になったとはいえ、最初は資金力も知名度も足りません。そのため、応援購入サービスMakuakeを活用して、一つひとつの商品を大切に披露していきました。

▲1年半で5回のMakuakeプロジェクトを実施。

▲JOURNAL STANDARD FURNITUREとコラボしたアイテムも販売。

さらに、シルバーアントの商品を実際に目で見て触れていただけるように、アウトドアイベントや百貨店の催事にも積極的に参加しました。

▲海外事業部のショーンが来日し、関西最大級のアウトドアイベントOUTDOOR PARK2023にチーム全員で出展

▲2023年8月には京都高島屋「京都でキャンプどすえ」催事イベントに出展。Makuakeの森さんが足を運んでくださいました。

全ての活動の根底には「チタンの魅力をより多くの方に伝えたい」、その想いがあります。

ありがたいことに、活動を続ける中で少しずつシルバーアントのチタン製品を手にとってくださる仲間や、活動を応援してくれる方が増えていきました。

「シルバーアントの製品を手にしてから、チタンの良さを再認識できました」と言ってくださる方。

▲「チタンの良さを再認識できました」そう言ってくれたのは、SNSで繋がったキャンプをこよなく愛する夫マン。

アウトドアイベントに立つ私たちを見て、「チームの皆さんが素敵な笑顔で接客してくれました。素晴らしいチームですね」と声をかけてくださる方。

SNSでキャンパーさんたちがシルバーアントの商品を話題にトークしている場面も目にしました。

さらに、1つの商品を購入してくださった方が、2つ目の商品を手にしてくれる機会も増え、チタンを愛する人の輪が広がっていくことを感じたのです。

日本の愛用者様の声から誕生！日本「発」の結晶化チタンの徳利・お猪口

2024年2月2日に公開した6回目のMakuakeでは、結晶化チタンの徳利・お猪口を販売しています。

今回はこれまでとは異なり、日本チームが商品の考案から携わりました。

この商品が誕生するきっかけになったのが、「結晶化されたチタンボトルでお酒が飲めたら最高ですよね」という日本の愛用者様のお声。この言葉を聞いた時に、結晶化チタンの徳利を作りたいと強く思いました。

私たちはその願いを叶えるために、2023年11月に中国にあるシルバーアントのチタン工場を訪問。創業メンバーに商品開発の提案を行い、「ぜひやろう！」と温かい反応をいただけたのです。

▲中国でシルバーアント本家の創業メンバーと対面。チームの温かさに触れ、「シルバーアントを日本で守り続けていくこと」を改めて心に誓いました。

チタン製品が完成するまでのプロセスをこの目で見ることで、最新の機械が備わり、専門知識に長けた職人さんたちがいるからこそ、滑らかな質感や美しいフォルム、そして唯一無二の結晶の輝きが実現できることに感動を覚えました。

▲シルバーアントの商品は職人さんがひとつ一つ手作業で研磨しています。

また、メーカーと話をする中で、強度の高いチタンで徳利の美しい曲線を生み出すことの難しさを知りました。チタンは強度や耐食性の高さから、通常の金属と比べて切削や形成が非常に難しいのです。

徳利の特徴とも言える、首の部分が細く下が膨らんだ形。このウェーブを生みだすためには、職人さんによる繊細な溶接と徹底的な研磨作業が必要不可欠です。長年培った技術とチタンの豊富な知識があるからこそ、芸術的とも言える美しいウェーブが生まれます。さらに特殊な機械を使って長時間「熱」と「圧力」を加えることで、美しい輝きを放つ結晶が生み出され、念願の結晶化チタンの徳利とお猪口が誕生しました。