アクル、クレジットカード不正対策ソリューション「ASUKA」で『信頼性チェック機能』の提供を開始
2025年2月20日(木)17時46分 PR TIMES
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/35938/84/35938-84-8bb5e5424e476976d87a3535ee2a85ba-1600x838.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
■ASUKAの「信頼性チェック機能」について
当社は、EC業界におけるクレジットカード不正利用の被害に対応するソリューションとして「ASUKA」を提供しています。
今回提供を開始した「信頼性チェック機能」により、ECカード加盟店は、個々の決済取引について不正利用のリスクだけでなく、信頼できる可能性が高いとする判定結果を受け取ることができるようになります。
これまで蓄積されたEC利用者の購買履歴を元に真正利用者の傾向を割り出し、当社独自の信頼性データを構築することにより実現しました。
不正対策において課題の一つであると言われる真正利用の阻害リスクを最小化し、ASUKAを利用するECカード加盟店の利益最大化を目指します。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/35938/84/35938-84-9335b72ef8d56477cd69e019c3f076df-1600x837.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ] 全体フローイメージ
■本サービスのメリット
1)真正利用の阻害リスクの最小化
一般的に、不正検知やセキュリティにおいて、真正利用阻害のリスクという課題が存在します。
当社のASUKAはサービス開始当初より、真正利用の阻害を最小限に抑えることが可能であるという特徴がありましたが、今回提供を開始した「信頼性チェック機能」を利用することで、ECカード加盟店はこれまで以上に真正利用の阻害リスクを最小化しつつ、セキュリティを強化することが可能になります。
2)EMV 3-Dセキュア本人認証によるコンバージョン影響の最小化
クレジットカード・セキュリティガイドライン*1 では、セキュリティ対策状況や取引の性質に応じてEMV 3-Dセキュアによる本人認証の実施判断がECカード加盟店に委ねられている運用パターンがあります。
ASUKAによる属性・行動分析に加えて「信頼性チェック機能」を併用することにより、ECカード加盟店が必要だと判断した場合のみ本人認証を実施する形の運用パターンを即座に実現することが可能になります。
これにより、セキュリティと利便性のバランスの最適化し、ASUKAを利用するECカード加盟店の利益最大化を実現します。
*1 加盟店におけるEMV 3-Dセキュア導入・運用ガイダンス
クレジット取引セキュリティ対策協議会によって公表されたガイダンス文書。原則義務化とされるEMV 3-Dセキュアについて、例外的に認められる未導入の要件、ECカード加盟店の判断により必要な場合にEMV 3-Dセキュアによる本人認証を実施する運用およびセキュリティ要件などが策定されている。
■信頼性チェック機能の実例
以下のイメージは、本機能におけるネットワークの性質を概念図で示したものです。
ASUKAを利用するECカード加盟店において、画像上部は「信頼性チェック機能」の元となるECカード加盟店データを表し、画像下部は不正検知において「信頼できる」と評価を受けた取引が生じたECカード加盟店を表します。
対象ECカード加盟店*2・対象期間内*3において、不正関連情報だけでなく、取引の信頼性情報についてもASUKAの中でネットワークを形成していることがわかります。
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/35938/84/35938-84-479fe571f9c1a419da979381753d60f7-3900x2415.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ] ASUKAのネットワークを『信頼性チェック機能』として活用
*2,3:実例作成のため、ある特定のASUKA利用カード加盟店のみを対象とし、ある特定の対象期間データのみ抽出しています。
■提供開始の背景
国内におけるクレジットカードの番号盗用被害額は年々増加し、2023年には504億円に達しました。この状況を受け、経済産業省は2025年3月末までにECカード加盟店へEMV 3-Dセキュアの導入を原則義務化する方針を打ち出しました。これにより、EC業界全体ではセキュリティ水準の向上や不正利用の削減が期待されています。
しかし、EMV 3-Dセキュアの導入により以下のような課題も懸念されています。
- 不正利用が完全になくなるわけではない
- とりわけ不正利用が多いECカード加盟店において、EMV 3-Dセキュアのみでは真正利用に対しても決済承認率が低下する可能性がある
- EMV 3-Dセキュア本人認証の手続きによるユーザー離脱が増加し、ECカード加盟店の売上やサイトの利便性に影響を与える懸念がある
このような課題に対応するため、当社のASUKAは従来から真正利用を阻害しない設計を重視し、国内最大級の不正対策ネットワークを構築してきました。
今回のEMV 3-Dセキュアの義務化に伴い、その効果を最大限に引き出すにはECカード加盟店における不正検知とEMV 3-Dセキュアの両方を組み合わせることが不可欠だと考えています。
こうした背景を受け、今回新たに「信頼性チェック機能」を開発し提供開始しました。
本機能により、単に不正リスクを評価するだけでなく、真正利用者を正しく判定し、過度な本人認証を回避することで、セキュリティ強化とコンバージョン低下の抑制を両立します。
これにより、ECカード加盟店が抱えるリスクを軽減し、売上最大化と安全な取引環境の確立を実現します。
■「ASUKA」について
クレジットカード業界において必須とされる、クレジットマスター・大量アタック対策、第三者不正利用対策としての属性行動分析・不正配送先住所との照合、EMV 3-Dセキュアの本人認証サービスなど、総合的なセキュリティ対策を実現できるサービスです。
物販ECをはじめ、旅行商材、サービス商材など30,000サイト以上のECカード加盟店に導入されています。
ASUKAのサービス詳細はこちら▼
https://akuru-inc.com/service/asuka/
資料請求はこちらから▼
https://akuru-inc.com/download/pamphlet/
■会社概要
会社名:株式会社アクル
代表取締役社長 :近藤 修
本社所在地:東京都港区六本木1-9-9 六本木ファーストビル14階
設立:2016年7月1日
事業内容:クレジットカード不正対策ソリューション、チャージバック保証サービス、集客支援サービスなど
URL:https://akuru-inc.com/