中国国内市場に特化したリチウムイオン電池負極用バインダーの合弁販売会社設立に合意

2025年3月3日(月)12時47分 PR TIMES

 日本ゼオン株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:豊嶋 哲也 以下、ゼオン)の100%子会社である瑞翁貿易(上海)有限公司(本社: 中国 上海市、董事長:幸重 秀則)は、上海恩捷新材料科技股份有限公司(本社:中国 上海市、董事長:李 晓明、以下、SEMCORP)の関係会社である珠海辰玉新材料科技有限公司(本社:中国 珠海市、董事長:李 晓华、以下、辰玉社)と、リチウムイオン電池に使用される負極用バインダーを販売する合弁会社を設立することで合意しました。合弁販売会社は25年4月末に設立予定です。

 新たに設立予定の合弁販売会社は、ゼオンが辰玉社に供与するリチウムイオン電池負極用バインダーに関する製造技術および知的財産権等に基づきライセンスされた製品を、独占権をもって中国国内市場に限定して販売していきます。
 今回の提携を通じ、セパレーター※の中国市場シェアNo.1を誇るSEMCORPの販売チャネルを活かすとともに、ゼオンがこれまで培ってきた負極用バインダー技術と辰玉社の製造コスト競争力を融合させ、中国国内市場における負極用バインダー事業の更なる拡大を目指します。
 ゼオンは、中期経営計画STAGE30における磨き上げる既存事業のひとつに電池材料を掲げており、リチウムイオン電池負極用バインダー事業の拡大を通じて、「持続可能な地球」と「安心で快適な人々のくらし」に貢献します。

※電池内部で、正極と負極を分離するために使用される樹脂製の微多孔膜。

【合弁販売会社概要】
- 商   号 : 上海辰翁新材料科技有限公司 
(英文名:Shanghai Chenon New Materials Technology Co., Ltd.)
- 出 資 比 率 : 辰玉社 51%、瑞翁貿易(上海)有限公司49%
- 設   立 : 2025年4月末(予定)
- 事 業 内 容 : リチウムイオン電池負極用バインダーの中国国内市場への販売
- 資 本 金 : 1,000万人民元
- 所 在 地 : 中国 上海市(SEMCORP本社内を予定)


【SEMCORP概要】
SEMCORPは、1996年に設立されたリチウムイオン電池用セパレーターのトップメーカーであり、電気自動車、家電、ESS等により良い品質とサービスを提供し、更なる事業拡大を計画しています。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/103820/69/103820-69-f76823ad9a12bb4a669a1583042a3ddd-522x120.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
【辰玉社概要】
辰玉社は2019年に設立されたSEMCORPの関連会社であり、優れた品質とコスト競争力を基に、リチウムイオン電池セパレーター用材料(ナノアルミナ、コーティング剤、接着剤等)を製造・販売しています。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/103820/69/103820-69-c34f183a9d6a494935b967ee705b85c4-297x151.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]

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