「アラーム音で起床する」はもう古い…睡眠の質を爆上げするアマゾンで買える"すっきり起床アイテム"

2025年3月15日(土)16時15分 プレジデント社

※写真はイメージです - 写真=iStock.com/champpixs

睡眠の質を高めるには何をすればいいか。歯科医師で経営コンサルタントの多保学さんは「睡眠の質を高めるためには、起き方が大切だ。私は『音』ではなく『光』で起きるようにしている」という——。

※本稿は、多保学『1億円かけて学んだ成功する人がやっていること』(日本実業出版社)の一部を再編集したものです。


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■二度寝しないですっきり起きるための方法


成功したり、うまくいく人は、ほぼすべての人が健康を最重要視しています。それは、健康でなければ、いくら成功しても、お金持ちであっても、幸せではなくなってしまうからです。


私は、歯科医師ということもあり、一般の方々以上に健康管理に気をつかっています。本稿では、自分の体験や書籍から得た、健康に良いと考えるノウハウを紹介いたします。


まず最も重視しているのは睡眠の質で、起き方にもこだわっています。


通常は、目覚まし時計や携帯電話のアラームで起きる人が多いかもしれません。しかし、アラームを枕元に置いておくと、鳴っても止めて二度寝してしまう恐れがあります。ポイントは、いかに二度寝をしない環境をつくり、すっきり起きるかです。


まず携帯電話を部屋の外、もしくは手の届かない場所に置いてください。これで寝る前も起きる時も携帯は気になりません。


そして、「音」ではなく「光」で起きるようにしています。


人間は本来、日光を浴びて起きるのが自然な姿です。そこで、起きる時間にタイマーでスイッチオンになる機能のついたシーリングライトを寝室に設置しています。このライトを使用すると、起床する15分前から徐々に明るくなり、起床時間には最大の明るさになります。


■「毎日、朝○時に起きる」というような決め事をつくらない


暗闇の中、アラームで起こされ、そのアラームを探して止めて起きるよりも、夜明けのように徐々に明るくなる光によって自然に目覚めるほうが、気持ちよく起きられます。


本来の人間の生物学的に正しい形で起きるのです。確実に起きたい時間がある場合、アラームをシーリングライトに設定することもできますが、アラームが鳴る前にいつも光で起きてしまいます。


こうした機能のついたシーリングライトは、アマゾンや家電ECサイトで数万円程度で購入できます。


ちなみに、シーリングライトを購入する前は、カーテンを自動的に開閉させる機械を使用していました。起床時間になるとカーテンが自動で開き、屋外の太陽の明るさで目覚める仕組みでした。


朝、すっきりと起きられる理由がもう1つあります。それは、就寝の7時間後にスイッチオンになるようにシーリングライトのタイマーをセットしていることです。


私の場合、睡眠時間を最低7時間確保すると翌日の調子が良くなります。人によって最適な睡眠時間は異なります。


写真=iStock.com/InspirationGP
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一度、5〜8時間くらいの間で数日間、睡眠時間を調整して、自分の最適な睡眠時間を確認してみてください。私は普段は朝4時に起きるので、7時間を計算し夜の9時頃には寝ることが多いです。


大事なのは「毎日、朝○時に起きる」というような決め事をつくらないことです。会食があって就寝が11時になってしまったら、睡眠時間を7時間確保して朝の6時に起きればよいのです。ポイントは睡眠時間を決め、そこに起床時間を合わせていくという考え方です。


朝、光で目覚めたら、パッと起きて顔を洗い、白湯を飲んで落ち着く──そんな自分なりのモーニング・ルーティンを行い、体のリズムを整えます。


今日から行動
睡眠時間から起床する時間を決める

■年に一度の人間ドックやPET-CT検査は十分な価値


アメリカの著名な投資家、ウォーレン・バフェットは、「体は一生乗り換えのきかない車だ」と述べています。その通り、自分の体とは一生付き合っていかなければならないので、いかに大事に扱うかがとても大切です。


もし、あなたが倒れてしまうと、あなたの家族が路頭に迷う可能性もあります。経営者であれば、従業員とその家族が路頭に迷う可能性もあるのです。


そのため、私は年に一度、必ず人間ドックを受けています。ここで大まかな体調がわかります。毎年の検査値が更新されるので、比べることができます。それに加えて、がんの早期発見に効果があると言われている「PET-CT検査」を受けています。



多保学『1億円かけて学んだ成功する人がやっていること』(日本実業出版社)

PET-CT検査は、がん細胞が正常な細胞に比べて多くのブドウ糖を取り込む性質を利用して、ブドウ糖に似た薬剤を体内に投与して、各臓器の薬剤蓄積率を見る検査です。薬剤が多く集まるところがあれば、がんの疑いがあり、精密検査に進みます。


担当の先生には「2〜3年に一度でいい」と言われますが、心配性の私は毎年受けています。


PET-CT検査は十数万円かかりますが、がんが早期に発見できれば、早期治療ができて死なずにすむかもしれません。がんは若いほど進行が早くなりますので、早期発見は生存率に大きく影響します。そう考えると、これだけの費用をかける価値が十分あります。


■検査に投資することで、安心を買う


また、胃カメラ・大腸カメラの検査も、2年に一度、必ず行っています。バリウム検査だけでは疾患を早期発見するのには不十分です。大腸カメラや胃カメラも静脈内鎮静法という日帰り麻酔をしてもらえば寝ている間に終わります。


もし、がんになりそうなポリープなどを発見したら、その場で切除してもらうことも可能です。昔に比べると驚くほど検査が楽になりました。


健康を害したら、どんなに成功しても、お金があっても人生を楽しめません。これらの検査に投資することで、安心を買っているのです。


今日から行動
毎年、人間ドックを受診する

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多保 学(たぼ・まなぶ)
歯科医師、経営コンサルタント
医療法人社団幸誠会 たぼ歯科医院 理事長、日本歯周病学会指導医、歯科博士。日本歯科大学附属病院 総合診療科 臨床准教授。日本歯科大学卒業後に米国ロマリンダ大学に留学。2015年、さいたま市に「たぼ歯科医院」を開業。医療技術だけでなく、成功者の思考法を積み重ね行動した結果、医院は年商12億を達成。現在は複数の株式会社を経営し、人々の健康を守る使命のもと、予防歯科の重要性を広める活動や、コンサルティング業を通して経営に悩む歯科医師の支援に尽力している。著書は『0歳から100歳までの これからの「歯の教科書」』(イースト・プレス)、他に専門書の共著書は20冊以上。
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(歯科医師、経営コンサルタント 多保 学)

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