このままでは愛子さまが不幸な道を歩む…「悠仁天皇vs.愛子天皇」の残酷な比較論争がやまない本当の理由

2025年3月24日(月)17時15分 プレジデント社

北極域研究船の命名・進水式を終えられた天皇、皇后両陛下の長女愛子さま=2025年3月19日、横浜市磯子区 - 写真=共同通信社

■「おめでた」と思いきや…?


久々に小室圭さん(33)と眞子さん(33)の近況を『週刊新潮』(3月20日号)が報じている。


巻頭のモノクロ・グラビアでは、「ふっくらしたラインがうっすら…体形が変化したように見える『眞子さん』と、その姿を気遣わしげに見つめる『圭さん』」の写真が掲載されている。


眞子さんの着ているコートはまるでマタニティのように見えるが「おめでた」では?


NEWSポストセブン(03.13 07:00)によると、


「眞子さんが着用している、大きな大きなロングコート。あえてのオーバーサイズを選んだ可能性もあるものの、それにしたって『デカすぎるやん』『さすがにサイズ感がゆったりすぎる…』という声も出ています」(皇室関係者)


そのロングコートは眞子さんの足首に届きそうなくらい丈が長く、袖も、写真によっては完全に手が見えないほど長い。体をすっぽり覆うようなアウターは、暖かそうではあるが……。


「眞子さんが着ているコートは、デンマーク発の高級ファッションブランド・GANNI(ガニー)の『ブラック リップストップ キルティング コート』とみられます。3月12日現在、同コートをネット上で検索すると、サイト上の価格表示では、日本円で関税と消費税込みで5万6000円とのこと。


写真=共同通信社
北極域研究船の命名・進水式を終えられた天皇、皇后両陛下の長女愛子さま=2025年3月19日、横浜市磯子区 - 写真=共同通信社

■NYから車で1時間の街でショッピング


眞子さんの妹で、今も秋篠宮家の公務に携わっている佳子さま(30)もそうですが、皇室の方々はオンラインで服を購入することも多いので、眞子さんも現地の通販サイトを通じて購入したのでしょうか。ただ、そのせいでサイズを間違えて購入したのかもしれない……それくらい大きなサイズ感でした」(同)


新潮によると、現地時間の3月8日土曜日の昼下がり、コネチカット州のマンションから現れた小室夫妻は、友人と思しき男女と共にショッピングへと繰り出したという。


30年以上も前になるが、私もコネチカットに2週間くらい滞在したことがある。ニューヨークから車で1時間くらい、電車の便もよかった。当時は、公園の中に豪邸がポツンポツンとあるような、緑豊かな美しい街だった。


小室夫妻の最初の目的地は、住まいのリフォームや建設資材を取り扱う小売チェーン店。自宅から車で10分足らずの距離にあり、


「小室さんと眞子さんは、店のロゴが入ったバケツを持ちながら、壁用の塗料などを手に取っていました。眞子さんはゆったりしたシルエットのロングコートを着ていて、夫婦で並んで歩きながら時にはしゃがみ込んで品定めするなど、ゆっくりと店内を見て回っていました」(居合わせた客)


■小室さんは弁護士としてメディア活動も


小室圭さんは、ロークラーク(法務助手)時代から在籍する法律事務所「ローウェンスタイン・サンドラー」で、アソシエイト弁護士として勤務している。


「事務所では、国際貿易や国家安全保障に関する事案を扱う部門に所属しています。そこでは外国資本による米国企業の買収・合併を審査する『CFIUS』(対米外国投資委員会)に対応する業務も担っている。安全保障の観点から買収が妥当かどうかを審査し、クライアントとなる外国企業にアドバイスするコーポレート担当の弁護士と連携し、手続きを進める仕事などにあたっています」(在米ジャーナリスト)


これら日々の業務と並行して、本人は積極的に“発信”も行っているようだ。


「一昨年12月、カナダのメディアが小室さんについての記事を掲載、所属事務所への貢献ぶりが紹介されました。昨年10月には米国企業への中国の投資について、英国のフィナンシャル・タイムズ関連のメディアにコメントを寄せています。


また同じ時期、英国のニュースサイト『THE LONDON ECONOMIC』が小室さんにインタビュー。その記事で彼は“日米間の貿易において急速に影響力をつけている”“人間観察力が鋭い”などと持ち上げられていたのです」(同)


■初対面の相手に「プリンセスと結婚した小室です」


だが新潮は、そんな彼に対する評価がある一方で、こんな声も上がっているというのである。


NYの日本人コミュニティーのさる関係者がこう明かしている。


「小室さんは、パーティーなどで初対面の人に進んで話しかけています。その姿勢は評価できるのですが、自己紹介の挨拶をする際に“皇室との繋がり”を持ち出してしまうのです。例えば、『プリンセスと結婚した小室と申します』といった具合です。本人にしてみれば会話の潤滑油、あるいは事情を知っている相手に対して“今さらではありますが”といった照れ隠しなのかもしれませんが……」


そうした思いとは裏腹に、


「周囲では眉を顰める人も少なからずいます。弁護士としての実績を述べるのならともかく、最初からそれを“売り”にしようとしているのは、傍で聞いていても決して気分のいいものではありません」(同)


結婚当初から懸念されていた「皇室利用」が、現実のものとなっているというのだ。


初対面の人に対して自己紹介するとき、妻の話題を出したりすることが、それほど非難されることなのだろうか? それはともかく、2人はアメリカという地になじんで、肩を張らずに“自然体”で生きているように思える。


ところで、秋篠宮家の長男の悠仁さんの「成年会見」は、辛口の週刊誌も認めざるを得なかったようで、新潮も「会見を開くのが遅かった」程度の批判しかできなかった。


だが、『週刊女性』(3月25日・4月1日号)は少し違った。


■「もう少しアドリブ力があるとよかった」


名古屋大学大学院人文学研究科の河西秀哉准教授に、「18歳という年齢を踏まえると、ご立派な会見だったと思います」といわせながら、「一方で、好きな女優やアイドル、音楽の質問に対し、具体的な固有名詞は回答されませんでしたが、もう少しアドリブ力があるとよかったと思います。


今のご時世、正直に答えることは憚られるとはいえ、秋篠宮さまが成年会見をされたときは同じような質問に『ビートルズ』と回答されています。何かしら具体的に答えることで、国民に寄り添う姿勢を見せられたと思います」と、語らせている。


写真=iStock.com/enzodebernardo
※写真はイメージです - 写真=iStock.com/enzodebernardo

だが、もし悠仁さんが、具体的な歌手や女優を「好きだ」といったとしたら、それが大きな話題になり、名指しされた当人はこれから何十年もの間「若き日の天皇が愛した○○」という“称号”が付いて回ることになる。


現天皇が皇太子時代、歌手の柏原芳恵が好きだといって話題になったことがあった。


今でも柏原が取り上げられるときには必ず、「あの天皇陛下が好きだった歌手」と紹介される。


悠仁さんにも好きな歌手や女優がいるのだろうが、秋篠宮や紀子さんと相談して、今はその時期ではないと判断したのではないか。


■新生活が始まる悠仁さま、一方佳子さまは…


また、ある宮内庁関係者の話として、「悠仁さまは戦争に関する上皇ご夫妻との具体的な会話の内容には言及されませんでしたが、ご自分はどう感じ、どんなことを学ばれたのか、もう少し詳しく説明してもよかったのでは」と苦言を呈している。


悠仁さんの初めての会見なのだから、何から何まですべてに答えろというのは無理である。これを機に、毎年の悠仁さんの誕生日に会見を開くなどして、おいおい聞き出せばいいことである。


何よりも喜ぶべきは、多くの週刊誌が報じてきた「悠仁さん像」が作りもので、やや線が細そうだが、18歳の成年らしく真っ直ぐに育ってきたことを十分に感じさせてくれた会見だったことである。


筑波大学附属高校を卒業した悠仁さんの喫緊の課題は、4月から筑波大に通うための住まい探しである。


マンションは住居者たち一人一人の身元調査が必要になるらしいから、一戸建てになるようだが、警備の人間を何人配置するのか、警察庁・皇宮警察と茨城県警とどのように分担するのか、色々大変なようである。


さて、秋篠宮家の次女・佳子さん(30)のお相手選びが最終段階にきているという話はまだ聞こえてこないが、佳子さんや愛子さんが一般の男性と結婚したら、彼女たちの夫の身分はどうなるのだろうか?


■「配偶者を皇族にしない」案が浮上するも…


実は、それを決める審議が大詰めを迎えているというのである。『女性自身』(4月1日号)によれば、もし、それが成立すると2人とも“不幸”になるというのだ。


国会では安定的な皇位継承や皇族数の確保策をめぐる与野党協議が行われていて、


「3月10日の与野党協議では、“男系男子復帰”案について討議が行われています。自民党、公明党、日本維新の会、国民民主党が賛同する立場を示した一方で、共産党や社民党は反対の立場をとり、立憲民主党は“対象者の意思が確認できていない”などと慎重な立場を示すなど、意見が大きく割れ、集約の見通しが立っていません」(政治部記者)


2月17日の議事録が3月6日付で公表され、その内容が注目されているようだ。


政治部記者がいうには、


「女性皇族が結婚後も皇室に残ることができる案には、各党・会派もおおむね賛同する立場を示しています。ただ、その夫と子供の身分をどうするのかという点について、政党間の見解の相違があまりにも多いことが改めて示される形となってしまいました」


では、自民党が提唱する案とはどのようなものか。皇室担当記者がこう解説する。


「自民党などが主張する“配偶者を皇族にしない”という案で皇室典範が改正されれば、皇室に一般国民が加わることを意味します」


写真=iStock.com/golaizola
※写真はイメージです - 写真=iStock.com/golaizola

■権利や義務の違いが家庭の混乱を招く?


「そもそも国民には戸籍があり、姓を持ちます。しかし皇族の方々の家族関係は皇統譜という帳簿に記され、姓はありません。


国民には憲法で保障される基本的人権や自由がありますが、皇室の方々は一定の制限を受けます。


女性皇族と結婚した夫やその子供は選挙権や職業選択の自由、居住地の自由といった権利を持つ一方、女性皇族は持っていません。また皇族はご公務などさまざまなおつとめがあるのに、夫や子供もそうしたおつとめをするのか、という違いが生じてくるわけです。


明確にご家庭内で権利や義務が異なる状況で、果たして幸福な家庭を築けるのか……。女性皇族とそのご家族が生活されるうえで、多くの混乱が生じるという指摘は、これまでもなされてきました」


2月17日の協議で、内閣法制局などが法的な解釈を絡めながら説明したという。そして、女性皇族が結婚した夫が皇族の身分を有しないという点については、憲法上問題ないという解釈が改めて示されたそうだ。


さらに、夫の間に生まれた子供が一般国民のままでも、赤坂御用地などでの同居、皇宮警察による警護、さらに地方ご公務に同行する際の交通費の支給を認めるという見解も明かされたというのである。


■そもそも「男系男子」は日本の原点ではない


皇室研究家の高森明勅氏がいうように、女性皇族の夫や子供が一般国民のままでも、社会通念上は家族一体とみなされ、天皇・皇室の象徴という憲法上の地位と矛盾が出てくるし、結婚後、選挙権や被選挙権を持つ夫が政治活動を始めたら、それを止める手立てはない。さらに女性皇族が皇室に残れば、皇族費が支出されるが、一般国民が皇族費で生活することに、国民の中から「納得できない」という人も出てくるかもしれない。


私が危惧するのは、そのような制度が作られれば、女性皇族の結婚相手選びはますます困難になるのではないかということである。


佳子さんはもちろんのこと、愛子さんもそろそろ結婚適齢期に入ってくる。秋篠宮のいうように「皇族は生身の人間」だから、制度改正で彼女たちの人生がどうなるのかということも、政治家たちは真剣に考える必要があるはずだ。


政治家は、『女性自身』に載っている静岡福祉大学名誉教授の小田部雄次氏の話に耳を傾けてほしいと思う。


「皇族数の減少は、女性皇族が結婚によって皇籍から離れることで進んだ一面があります。さらに昨今の世論調査でも、女性天皇や女系天皇を容認する声が高まり、多くの国民もその実現を願っています。男系男子に限られた皇位継承は明治以降に定められた制度です。もう一度原点に返り、女性宮家の創設や、女性天皇、ひいては女系天皇の容認に向けた議論も始めていくべきだと思います」


■佳子さま、愛子さまに残された時間は少ない


政治と裏金の問題も重大だが、“生身”の佳子さんのこれからの人生、この先どうなるのか見通せない愛子さんの“不安”を解消してあげることも、政治家がやるべきことであるはずだ。


早急に、然るべき人間が天皇皇后、上皇上皇后、秋篠宮の考えを聞き、佳子さん、愛子さんの真意を確かめるべきである。残り時間は少ない。


長男・悠仁さんが成年会見で見せた成長ぶりで、国民の間にあった秋篠宮家へのモヤモヤ感が吹き飛んだ。秋篠宮家に対するバッシングも終わるのかと思ったが、そうもいかないようである。


週刊新潮』(3月27日号)によれば、宮内庁広報室が昨年春から始めたインスタグラムのフォロワー数が190万を超えたという。


今は天皇皇后がメインだが、昨年9月、西村泰彦宮内庁長官が、今後は秋篠宮家を含めた宮家の情報発信を検討していると発言。2025年度予算にインスタ用の撮影委託費として2700万円余りが計上された。


元々この発案者は秋篠宮なのだが、3年前の誕生日会見で、「おそらく私は(SNS)はやらないと思います」と発言。情報発信に消極的だといわれている。


予算を増やした来年度からは秋篠宮家情報も発信しなくてはいけないのだが、天皇家のように静養中のオフショットを公開することは望めなさそうだという。


せっかく、悠仁さんが大学に入学し、佳子さんは6月にブラジル訪問があるのだから、そうした姿を動画で配信すれば、フォロワー1000万超えも夢ではないだろうと思うのだが。


桜満開間近。秋篠宮家の人々、それぞれの春が始まった。


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元木 昌彦(もとき・まさひこ)
ジャーナリスト
1945年生まれ。講談社で『フライデー』『週刊現代』『Web現代』の編集長を歴任する。上智大学、明治学院大学などでマスコミ論を講義。主な著書に『編集者の学校』(講談社編著)『編集者の教室』(徳間書店)『週刊誌は死なず』(朝日新聞出版)『「週刊現代」編集長戦記』(イーストプレス)、近著に『野垂れ死に ある講談社・雑誌編集者の回想』(現代書館)などがある。
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(ジャーナリスト 元木 昌彦)

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