好きなモノと、好きなコトと、好きなトキに。キユーピーが描く日常に溶け込むサラダのある食卓

2025年3月26日(水)10時30分 PR TIMES STORY

キユーピー株式会社(以下、キユーピー)が推進するサラダファーストプロジェクトは、サラダの魅力を発信し続け、日本の野菜摂取量の減少という社会課題に取り組んでいます。その中で特に注目されるのが、若年層の野菜摂取量が年々減少している現状。プロジェクトを担当する西村さんに話を聞きました。

キユーピー マーケティング統括 

サラダファースト推進担当次長 西村 潤一(にしむら じゅんいち)

若年層の野菜摂取不足が深刻化

西村:若い世代の野菜摂取量の低下は、長期的に見ると深刻な問題です。日本では、若い世代ほど1日の野菜摂取量が基準(350g)に届いておらず、20代から30代の野菜摂取不足が目立っています。背景には、生活習慣や食事に対する意識の変化があると推測されます。忙しい日々の中で食事が簡略化され、『食べる時間がもったいない』という考え方が広がり、その中で、野菜が優先されない現状があります。この課題を解決するために、「with ベジタブル」の考え方を提案します。野菜だけを無理に食べてもらうのではなく、好きなものやライフスタイルに寄り添う形(with ベジタブル)で野菜を取り入れ、自然と摂取量を増やす方法を目指しています。

令和5年 国民健康・栄養調査結果の概要

https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001338334.pdf

毎日のランニングで気づいた、継続の力

西村:私は毎日ランニングをしていますが、1日でも休むと体が重く、何か物足りなさを感じるんです。これと同じように、野菜を取ることが生活の中で当たり前になると、野菜を食べない日に違和感を覚えるのではないかと思っています。野菜を日常生活に無理なく取り入れることが行動変容につながると考えています。「with ベジタブル」の目指す姿は、野菜が日常生活の一部となり、自然と健康的な習慣を作り出すことです。

付け合わせから主役へ。パワーサラダで新しい食文化を創造

西村:サラダファーストプロジェクトでは、野菜を食べてもらう手段として「パワーサラダ」に注目しています。パワーサラダは、野菜を中心としつつも、タンパク質やナッツ、フルーツなどの栄養豊富な食材を組み合わせたサラダです。一皿で食事としての満足感を得られるだけでなく、健康意識の高い方々にも支持されています。パワーサラダの魅力は、例えば、卵や肉、魚を取り入れることで、野菜だけでは不足しがちなタンパク質を補えることです。また、ナッツやフルーツなどのトッピングを加えることで、味や食感に変化をつけられるのもポイントです。結果的に、栄養バランスが取れた食事として完成します。さらに、これまでのサラダは、付け合わせの一品という位置づけでしたが、パワーサラダはそれを超えて、メインディッシュとして成立する存在です。この提案が若年層にも響くのではないかと期待しています。

パワーサラダのメニュー提案例

タンパク質と野菜の新たな関係。アメリカのサラダが日本を変える

西村:昨年の秋に、社内研修でアメリカに行きました。その時に印象に残ったのが、「BOWL(ボウル)」です。アメリカでは、肉や魚、卵といったタンパク質を中心に、そこに野菜が添えられる形が主流です。「好きなものを楽しむ中で、自然と野菜を取る」というスタイルは、日本でも受け入れられる可能性が高いと思います。一方で、日本のサラダは「野菜を取るためのもの」という固定観念が強く、ここが大きな違いです。また、アメリカで広がる朝食文化も参考になりました。卵やアボカドを使った朝食メニューが定着しているのは、栄養バランスが優れているからです。忙しい朝でも手軽に栄養を取るメニューを日本流にアレンジすることで、新しい市場を切り開けるのではないかと考えています。

アメリカで販売されているサラダ

義務感ではなく、寄り添うアプローチが鍵

西村:プロジェクトが重視しているのは、野菜を義務感ではなく楽しみながら摂取できるようにすることです。特に若者には、手軽さが求められる一方で、健康や美容への意識も高まっています。そこで、手軽に野菜を取り入れられる「パワーサラダ」や「サラダボウル」のようなアイデアを提案しています。重要なのは、食べたいものに野菜が寄り添うことで、自然に野菜を摂取することです。例えば、義務感で野菜を食べるのではなく、「これを食べたら自分がもっと元気になれる」というポジティブな感覚を持ってもらいたい。行動変容を促すには、こうした前向きなきっかけが必要です。

サラダを食べる習慣の定着で、健康寿命の延伸を実現

西村:プロジェクトが目指すのは、社会全体の健康寿命を延ばすことにもつながる取り組みです。日本では高齢化が進む中で、医療費削減や健康寿命の延伸が重要な課題となっています。このプロジェクトを通じて、全世代で野菜摂取が生活習慣として定着すれば、こうした課題の解決にも貢献できると考えています。さらに、若い世代が「with ベジタブル」のスタイルを身につければ、10年後、20年後の健康な社会基盤を作ることができます。そうした食文化が次の世代に受け継がれていくことを願っています。

サラダファーストプロジェクトが目指す未来の食卓

西村:私たちが描くのは、サラダが自然と日常生活に溶け込み、誰もが無理なく健康的なライフスタイルを実現できる未来です。このプロジェクトを通じて、サラダがより身近な存在となり、個人の健康だけでなく社会全体の未来を変える力になればと思っています。

サラダファーストプロジェクトは、単なる野菜摂取の推奨にとどまらず、新しい食文化を築く挑戦を続けます。

サラダファースト

https://www.kewpie.co.jp/saladfirst/


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