茨城県結城市に学校教育向けソリューション「tomoLinks」が導入されました

2024年3月27日(水)14時16分 PR TIMES

ICT活用で児童生徒がいつでもどこからでも相談しやすい環境づくりを支援

コニカミノルタジャパン株式会社(以下 コニカミノルタジャパン)が販売する学校教育向けソリューション「tomoLinks(R)(トモリンクス)」が茨城県結城市(以下、結城市)の小・中学校全12校に導入されました。結城市では「tomoLinks」の一機能である、子どもたちがその日の気分や相談したいことを教員に発信できる「こころの日記」を活用し、いつでもどこからでも相談できる環境を構築しました。これにより、児童生徒が教員へ相談するハードルを下げることができたほか、いじめの早期発見・早期支援にもつながりました。

導入の背景


2022年度の日本全国における小・中学校の不登校児童生徒数は約29万9千人となり、うち学校内外で相談を受けていない児童生徒数が約11万4千人と、いずれも過去最多となりました。また、小・中・高特別支援学校におけるいじめの認知件数も約68万2千件と過去最多です※。児童生徒の小さなSOSを受け止め、組織的対応がより一層求められることから、文部科学省は2023年10月に「不登校・いじめ緊急対策パッケージ」を取りまとめ、1人1台のICT端末を活用したいじめの早期発見・早期支援のモデル構築を進めています。
結城市では2022年度にいち早く、ICT端末を活用した児童生徒が相談しやすい環境づくりの検討を開始しました。数あるシステムの中でも「tomoLinks」は、具体的な相談内容を言語入力しなくても、「誰に」「どんなことを相談したいのか」を選択するだけで、いつでも、どこからでも、あらゆる相談を求めることができる点が評価され、2023年度には結城市内の小・中学校全12校に導入されました。

導入の効果


導入から4か月後の2023年8月には40件弱の相談が寄せられ、児童生徒が教員や学校へ困っていることを相談しやすい環境を整備することができました。また、寄せられた相談のうち3件はいじめに関するもので、早期発見・早期支援へとつなげることができました。
また、学級担任と養護教諭がダブルチェックを行う体制を取るなど、学級担任一人に任せるのではなく組織的な対応も実現しています。

[画像1: https://prtimes.jp/i/40232/54/resize/d40232-54-be85f43079a3960c223c-0.jpg ]


結城市教育委員会 担当者からのコメント
本当に困っている子どもたちは相談内容の言語化が難しいケースや、入力している姿を誰かに見られないかと不安に思うこともあるため、子どもたちがいつでもどこからでもSOSを発信できる点は重要です。「tomoLinks」を導入したことで、子どもたちがSOSを出す選択肢が増えたほか、相談へのハードルを下げることができたと考えています。また、子どもたちの気持ちを把握しやすくなり、より適切に、一人ひとりに合った指導・アドバイスがしやすくなったと感じています。

結城市 tomoLinks導入事例紹介
https://bs-offers.konicaminolta.jp/tomolinks/pr20240327_casestudy_2


結城市について


茨城県の西部に位置する、人口約5万人の歴史ある城下町です。市内には公立小学校が9校、公立中学校が3校あり、約3700人の児童生徒が学んでいます。児童生徒が豊かな人間性や社会性を育みながら基本的な学力を身につけるとともに、自ら学ぶ意欲や姿勢が育つように心の教育や充実した学習支援を推進しています。
結城市WEBサイト: https://www.city.yuki.lg.jp/
[画像2: https://prtimes.jp/i/40232/54/resize/d40232-54-c4c59d54e604fc8cfb17-1.gif ]


tomoLinksについて


tomoLinksは、2019年から開発をはじめ、教育現場のフィードバックを製品に反映しながら開発を進めてきたクラウド型学習支援サービスで、「学習支援」、「先生×AIアシスト」、「授業診断」の3つのサービスで構成されています。これらのサービスを学校の教育プラットフォームとして導入することで、デジタル端末だけでなく教育データの効果的な活用が可能になり、子どもたち一人ひとりの力を最大限に引き出す個別教育の実現を推進します。

■「こころの日記」の機能について
「こころの日記」は、tomoLinksの「学習支援」サービスの一つで、子どもの小さなこころの変化やSOSにいち早く気づき、学習だけではない心の傾向も捉えて指導をサポートする機能です。子どもたちはtomoLinksログイン時にその日の気持ちを4つの選択肢から簡単に登録することができます。また、「担任の先生」、「学年の先生」など相談したい相手と、「友だちのこと」や「学習のこと」など相談したい内容を選択するだけで、気軽に先生に相談希望メッセージを送信することが可能です。先生は子どもたちの入力・相談内容を一覧で確認できるため、子どもの毎日の心の変化やSOSの早期発見・早期支援へとつなげることができます。
[画像3: https://prtimes.jp/i/40232/54/resize/d40232-54-66b00fa5ce81f66a1e35-2.png ]


tomoLinksの本機能は、児童生徒の心や体調の変化の早期発見や適切な支援につなげるためのシステムとして、文部科学省が発行する「1人1台端末を活用した健康観察・教育相談システム一覧」にも掲載されています。

文部科学省「1人1台端末を活用した健康観察・教育相談システム一覧」
https://www.mext.go.jp/content/20240227-mxt_jidou02-000034230-03.pdf


■tomoLinksの教育データ運用方針について
tomoLinksは、文部科学省から示された学習ログデータの取り扱い方針に、いち早く対応しました(2022年11月22日発表)。tomoLinksでは、システム開発を含む商業的な利用を目的とした個人データの利用を行わず、教育委員会や家庭からの個人データの削除や解約時のデータ破棄などの依頼に対応する、データの所有者である生徒児童や保護者にとって安心安全なデータ運用を実現しています。

tomoLinks 公式サイト:https://bs-offers.konicaminolta.jp/tomolinks/pr20240327_2

お客様のお問い合わせ先


コニカミノルタジャパン株式会社
DXソリューション事業部 ICW事業統括部 教育DX事業開発部
https://bs-offers.konicaminolta.jp/tomolinks/contact
(お問い合わせフォームよりご連絡ください)

(参考)
※文部科学省初等中等教育局児童生徒課「令和4年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果」

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