学習の“パートナー”として地元福島県南相馬市で愛されてきた「あるくメカトロウィーゴ」。プログラミングロボットの可能性を南相馬市から世界へ繋ぐ。

2024年4月5日(金)8時12分 PR TIMES STORY

株式会社リビングロボット(以下リビングロボット)は、2018年に創業し、「人とロボットが共に生きる」をコンセプトに、パートナー・ロボット・プラットフォーム(PRP)事業とライフ・イノベーション(LI)事業を行っております。

そのコンセプトをもとにして作られた、株式会社リビングロボットの「あるくメカトロウィーゴ」。

小中学校のプログラミングの授業の教材として国内、国外の導入実績がありますが、今回は2023年度に福島県南相馬市の全12小学校へ導入され、たくさんの児童達の学習のパートナーとして拡がる中で、昨年末に南相馬市で行われた「第1回ウィーゴカップ」が開催されるまでのストーリーをお伝えします。

・プログラミング教材として、2022年度に南相馬市全12小学校へ正式導入

「あるくメカトロウィーゴ」のプログラミング教材としての導入は、2021年度に福島県伊達市の全11小学校1小中一貫校正式導入から始まり、福島県伊達郡川俣町に続き、2022年度試験導入の後、南相馬市全12小学校への正式導入が決まりました。

(南相馬市の小学校での授業風景)

リビングロボットは南相馬市にある、福島ロボットテストフィールド(RTF)に2020年から入居し、東日本大震災及び原子力災害によって失われた浜通り地域等(※注)の産業を回復するため、当該地域の新たな産業基盤の構築を目指す国家プロジェクトである、福島イノベーション・コースト構想推進機構(福島イノベ構想)に、ロボット分野等で参画しています。

(※注)福島県いわき市、相馬市、田村市、南相馬市、川俣町、広野町、楢葉町、富岡町、川内村、大熊町、双葉町、浪江町、葛尾村、新地町、飯舘村の15市町村を指します(「イノベ地域」と表すこともあります)

また、2022年には福島県南相馬市と連携協定を締結し、あるくメカトロウィーゴを活用した介護・生活支援システムや自動草刈ロボットの開発を促進し、リビングロボット及び連携する市内企業の企業価値向上等を図ると同時に、リビングロボットの技術・ノウハウの活用により、超高齢化社会の課題の解決や市内教育機関における教育の質向上を図っていくという目標を掲げています。

このように、南相馬市と深い繋がりを持ち続けてきた中で、プログラミング教材としてはおよそ1000名の児童に使用され、勉強のパートナーのような存在として児童からも愛され続けてきました。

・南相馬市発の大会プロジェクトを計画、競い合うより、ウィーゴの魅力をそれぞれが披露する大会に

「あるくメカトロウィーゴ」は福島県をはじめとして、東北、九州、関東の学校にも導入が広がり、2023年度には台湾の学校にも導入が決まりました。

これまでにたくさんの児童たちがウィーゴに触れて学んできたので、ウィーゴを通して培ってきたプログラミング能力を披露出来る機会があればいいという、各方面からの要望に応えて、ようやく昨年プロジェクトが発足しました。

大会として実現するために、競い合って結果を表彰するというプログラムのみを最初は考えていました。

しかし「あるくメカトロウィーゴ」を使って学んできた児童たちは、プログラミングには正解がない、目標を達成するためのプロセスが大事だという事を学んできたので、競い合うというより、ウィーゴの魅力を使ってそれぞれが工夫した成果を披露する、ということに焦点を当てることになりました。

最初はオンラインも繋げて全国大会を実施する大きな目標を掲げていましたが、まずは福島県南相馬市から実施し、これをモデルケースとして全国に広げる計画に変更し、プロジェクトを進めていきました。

・試行錯誤しながら初めての「ウィーゴカップ」実現へ

南相馬市発の大会を実施する目的で、ウィーゴの機能を最大限生かした成果を披露する案を練りました。福島県産ロボットとして東日本大震災を風化させないために、震災復興の創作落語を作るというものです。

しかし、題材としてはとても良いものでしたが、創作落語は小学生には少しハードルが高く、時間内に作り上げることが難しいという課題もあり、別案を考えることになりました。

何度か話し合いを重ねる内に、アドバイザーである坂本一憲氏(早稲田大学 研究院客員准教授 / 東京通信大学 准教授/WillBooster株式会社 代表取締役社長)から、生成AIを使ったプレゼンテーションを行うという提案を受けました。

今までにない新しい試みであることと、子ども達が将来様々な場面で活用していくと思われる生成AIの特徴をしっかりと捉え、使いこなせるようになることで一石二鳥になる、ということでこの案でプログラムの内容を詰めていきました。

また、プレゼンテーション部門とは別に、授業で学んできたものを活かしてゴールまでの時間を競い合うプログラムも入れ、達成感を味わえる部門として南相馬市の名所を巡る障害物競争も作りました。

各地の名所マップを巡るプログラムは今まで様々な場所で実施してきましたが、今回の正式な大会のために障害物やプログラムを複雑にし、目標達成までのプロセスの中で今まで学んできた成果を活かせるプログラムになるよう工夫しました。

(第1回ウィーゴカップの競技部門の様子)

・「第1回ウィーゴカップ」の反響から感じた広がる可能性、パートナーロボットの多様な展開

紆余曲折あったプレゼンテーション部門でしたが、生成AIを使ってプログラムを作成してロボットのモーションを披露することは今までにない新しい試みで、参加者からはプログラムを超えた学びと気づきがあり、とても面白かったとの声がありました。主催者としても今後のウィーゴの可能性が大きく広がる一歩となりました。

また、これまで児童達がウィーゴと学んできたことを南相馬市で披露出来たということがとても感慨深く、今後も他の地域やオンラインで全国へ広げていきたいと考えています。

(第1回ウィーゴカップのプレゼンテーション部門の様子)

現場の担当者の声(営業部長 徳永浩二)

会社としては初めての試みで、試行錯誤の繰り返しでした。南相馬市役所教育委員会の方々にもアドバイスと多大なるご協力をいただき、開催できるはこびとなりました。

ウィーゴカップでのコンテンツも社内メンバーのアイデアを持ち寄り、新しいコンテンツが出来たと思います。

将来は全国大会から世界大会へ規模を拡げて参りたいと思います。

今後もあるくメカトロウィーゴは、人と共に生きるための“パートナー”ロボットとして、多様な展開を広げていきます。

あるくメカトロウィーゴサブスクサイト

https://livingrobot.co.jp/subscription-lp/#

あるくメカトロウィーゴ ビックカメラ.com

https://www.biccamera.com/bc/item/9925591/

リビングロボットについて

リビングロボットは、人とロボットが共に生き、成長する社会の実現をめざして、パートナーロボットおよび関連技術の開発をおこなうテクノロジー企業です。プログラミング教育における「あるくメカトロウィーゴ」の活用をはじめ、さまざま分野での社会実装への取り組み、国内外の技術系イベントにおける製品の出展など、事業の拡大と社会貢献をすすめています。


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