フリースタイルスキー・モーグルの藤木日菜さん(武庫川女子大学大学院)が、初出場となった今シーズンのワールドカップ、世界選手権での戦いぶりを報告しました。
2025年4月14日(月)14時5分 Digital PR Platform
今シーズン(2024 / 2025)のフリースタイルスキー・モーグルのワールドカップと今年3月に行われた世界選手権に初出場し、好成績を収めた武庫川女子大学競技スキー部の藤木日菜さん(大学院健康・スポーツ科学研究科修士課程2年)が帰国後の4月4日、会見を開き、世界の舞台でトップレベルの選手たちと戦った感想や来シーズン(2025 / 2026)への思いなどを語りました。
藤木さんは大阪府阪南市出身。父の影響で3歳からスキーを始め、兄(モーグル選手の藤木豪心さん)の後を追うように中学生の頃からモーグルに取り組むようになりました。武庫川女子大学健康・スポーツ科学部から大学院に進み、自身の競技経験から得られた課題を修士論文の研究テーマとして取り組みながら、文武両道の「院生アスリート」として競技を続けています。
大学4年生のシーズン(2023/2024)のアジアカップでチャンピオンとなり、今シーズンのモーグル・ワールドカップ出場権を獲得。初出場となった今シーズンのワールドカップでは16戦中11戦で決勝進出という強さを見せました。うち、3月11日に開催されたイタリア・リヴィーニョ大会のモーグルでは、来年のミラノ・コルティナ冬季オリンピック出場に大きく近づく6位入賞を果たしました。さらに3月にスイス・エンガディンで行われた世界選手権に日本代表として出場。女子モーグル、女子デュアルモーグルの2種目で、ともに13位の好成績を収めました。
武庫川女子大学で行われた会見で、藤木さんは「初めてのワールドカップ出場は、わくわくして楽しい思いだった。毎回の大会で学ぶことが多く、デュアルモーグルでトップ選手と競技する中で、早い選手に引っ張られて自分が成長できたのが、イタリアの大会での6位入賞につながった」とシーズンを振り返り、来シーズン(2025/2026)に向け、「エアーターンと滑りのスピードを上げ、ワールドカップ、オリンピックで少しでも上の順位をとりたい。さらにその次のオリンピックでメダルを獲れるように成長できたら、と考えている」と抱負を語りました。
大学院では、モーグル選手を対象に人の滑りを見ることが自分の滑りにどう影響するかという研究をしており、「私は人の滑りに影響されるタイプ。研究が自分の弱みの克服につながり、ワールドカップでも生かせている」と競技と研究の両立についての成果を述べました。
会見に同席した健康・スポーツ科学部長で、大学院健康・スポーツ科学研究科研究科長の渡邊完児教授は「スポーツはメンタルの安定が大切。藤木さんはメンタルの勉強をしているので、競技にうまく生かせている」。競技スキー部部長で、健康・スポーツ科学部スポーツマネジメント学科の渡邉昌史教授は「好奇心が旺盛でいろんな見方ができ、自分を客観的に捉えることができる選手。競技にもそれが生かされている。一つひとつ楽しみながらアスリート人生を延ばしている」と称えました。
▼本件に関する問い合わせ先
武庫川女子大学広報室
住所:兵庫県西宮市池開町4-46
TEL:0798-45-3533
メール:kohos@mukogawa-u.ac.jp
【リリース発信元】 大学プレスセンター https://www.u-presscenter.jp/