【京都 蔦屋書店】サイトウナオコ個展「雨まじりもスロウなテンポはただ無造作に消える」を5月3日(土)より開催。「ふつうの日々」を柔らかな筆致で描く。
2025年4月15日(火)11時46分 PR TIMES
京都 蔦屋書店(京都市下京区 京都高島屋 S.C.[T8]5F・6F)では、サイトウナオコ個展「雨まじりもスロウなテンポはただ無造作に消える」を2025年5月3日(土)〜5月27日(火)の期間に6Fギャラリーにて開催します。
特集ページ|https://store.tsite.jp/kyoto/event/t-site/46602-1202050404.html
概要
アンニュイな女性とそこに寄り添う猫。植物や暮らしの中のひとかけら。サイトウナオコは、「ふつうの日々」をテーマに、なにげない日常のワンシーンを柔らかな筆致で描いているアーティストです。和紙や、ストックしているという包装紙やノートといった古い紙に岩絵の具等の顔料、パステルなどを使って描かれた作品は、鮮やかでありながら優しい色彩や触れたくなるような質感で、鑑賞者の記憶の風景とリンクし、どこか懐かしい気持ちを呼び起こします。
本展では、100号の作品3点を含むパネル張りの作品とドローイングの、合わせて新作約20点を中心に展示します。色と質感に心地よく没入できるサイトウナオコの作品世界をどうぞお楽しみください。
アーティストステートメント
作品は、静止画というよりは線や色面を介した揺らぎのある余韻を感じるものとして表現したいと思っています。とても曖昧だけど確実な記憶の断片を持っていたりします。
たとえば雨のにおいや整髪料のにおいが 胸をざわつかせたり、特に好きでもないメロディーが 子供の頃の記憶を鮮明に呼び戻したり。
私の描くモチーフは、曖昧だけど確実な何かでありたいと思っています。
そのためにあえて具体的な環境設定や詳細を削ぎ落とすこともしていくのですが、質感としてリアリティを追求していくことは絶対的に不可欠なのです。
顔料や日常から生まれた材料、古くから存在する支持体などに触れ、一見混ざりあうようで互いの存在を見せ付け合いながら変化する粒たちと紙を眺め、その広がってゆく様や定着に向かうまでの揺らぎ、沈殿の時差など、こうしたことがイメージするシーンと折り合いがついてくる瞬間はその度にゾクゾクします。
私自身の興味や感触によりあらわれた作品たちがどれだけ見てくれる方々のリアリティと共鳴できるのか、ということが私の今の表現活動なのだと思います。
サイトウナオコ
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/58854/1073/58854-1073-537174640ae01253777570a75433d138-2172x2700.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]《スロウなとき》F100/高知麻紙、ミクストメディア/2025
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/58854/1073/58854-1073-ba260c1b9dfc5f3a53d8f6f54081a469-3000x2220.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]《雨音の中-drawing-》大衣(額装)/古い紙/2025
販売について
作品は、5月3日(土)11:00より店頭にて販売開始します。初日、ご来場者多数の場合は10:30より整理券をお配りし、順次入場のご案内をさせていただきます。プレセールスの状況により会期開始前に販売が終了することがあります。
アートのオンラインマーケットプレイス「OIL by 美術手帖」では、2025年5月7日(水)12:00〜5月27日(火)20:00の期間、一部の作品を販売します。
https://oil.bijutsutecho.com/gallery/1131
アーティスト・プロフィール
サイトウナオコ|Naoko Saito[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/58854/1073/58854-1073-9e8dce5432b0f4a5af1a83783c8d24dc-1374x1029.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
東京藝術大学美術学部工芸科 鋳金専攻卒業/ 同大学大学院 修了
2008 年より個展をかさね、 2013 年より東京、ニューヨーク、台湾など国内外での展示活動を行う。
WOWOW のドキュメンタリー番組『世界は布思議〜布のおはなし〜』にて作画を担当。
その他、家具ブランドのビジュアルイメージ作画や企画商品のデザイン、ウインドウディスプレイ展示、ミュージシャンとのグッズコラボレーションなど多数。
主な個展(近年開催のもの)
2025年「ゼリーの甘さも半分にじむ瑠璃色ならきっとまた」(GOTTA Kudanshita/東京)
2024年「寒くも甘い霧は虹になるんだろう」(京都岡崎蔦屋書店ギャラリーEN ウォール/京都)
2024年「名もなきハナウタにまどろみを感じるあたりで」(ギャラリーハルジ/千葉)
2023年「むしろキリンが人匙のカタラーナに埋もれるまでは」(vuori /神奈川)
2023年「金の草とありあまる花は森に滲むまま」(Cultivate Gallery /兵庫)
他 個展、イベント、アートフェアなど多数
展覧会詳細
サイトウナオコ個展「雨まじりもスロウなテンポはただ無造作に消える」会期|2025年5月3日(土)〜5月27 日(火)
時間|11:00〜20:00 ※最終日のみ18:00まで
会場|京都 蔦屋書店 6Fギャラリー
主催|京都 蔦屋書店
入場|無料
お問い合わせ|075-606-4525
特集ページ|https://store.tsite.jp/kyoto/event/t-site/46602-1202050404.html
[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/58854/1073/58854-1073-887b2ed257124e2347ef6144f17c33e2-3000x2001.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]京都 蔦屋書店
京都高島屋S.C.[T8]5・6階に位置する京都 蔦屋書店は、全フロアを通じてアートと文化の「伝統と最先端」が共振する場です。芸術分野を広く取り扱う約6万冊の書籍と、日常のアートピースとなるような文具・工芸品のほか、フロア内に点在するアートスペースでは、注目の現代アート作品を展示。店頭と合わせてECサイトでもご案内いたします。約120席あるSHARE LOUNGEでは、カフェや仕事場、イベントスペースとして、居心地の良い空間を提供します。
住所|〒600-8002 京都府京都市下京区四条通寺町東入⼆丁目御旅町35 京都高島屋S.C.[T8]5・6階
電話番号|075-606-4525
営業時間|10:00〜20:00
※6Fシェアラウンジのみ、8:00〜22:00
HP|https://store.tsite.jp/kyoto/
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