みなかみ町と「利根川源流から始める豊かな森林と人を育む連携協定」を締結 森林のもつ多面的機能の回復にむけて多様な間伐材の活用を推進
2025年4月21日(月)13時16分 PR TIMES
[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/33194/117/33194-117-7c064faa5edf37327977764328dd9d3e-2147x794.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
日本は国土の約7割が森林という森林大国である一方で、木材需要の低迷により、かつて適切に活用されてきた里山も荒廃した状態となり、いたるところに放置されている状況です。このような森林では間伐などの適切な手入れが行われないため、森の中に光や雨が届かず下草が育たないなどの問題が生じております。里山の荒廃は、生物多様性の保全や水源の涵養、地球温暖化の防止といった森林のもつ多面的機能の低下など、私たちの生活にも直接影響を及ぼす深刻な社会課題であると言われています。
スターバックスは1996年の日本初出店以来、地域社会に根差した活動を続けてきました。地域の文化や環境を尊重した店舗づくりは、スターバックスのコミュニティへの貢献のひとつの形でもあります。今回、関東圏の水源である利根川の源流部に位置するみなかみ町、その流域で多くの店舗を営業しているスターバックスが協定を結び、森林のもつ多面的機能の回復に向けて互いの手を取り合うこととなりました。みなかみ町は環境先進自治体であり、地域住民が主体的に森林を整備する自伐型林業など、様々なイノベーティブな取組を推進しています。本協定を通じて、スターバックスは手入れが行き届かない森林の間伐から得られえる木材を建材として活用した店舗づくりを目指していくこととなりました。
■取り組みと期待する効果
1. 源流域の森林を整備するために間伐した大小様々な木を店舗の建材としての活用に取り組みます。建築物には使用に向かないサイズの木を、内装材などに活用することで間伐材の使用用途を広げることに挑戦します。
2. 森林の物語が見える「顔の見える木材活用」の実現を目指し、間伐材の産地、活用方法などを可視化する施策を試みてまいります。
この仕組みの導入により、店舗で使用される木材がどの森林から、どの地域の方々によって切り出されたものかを追跡することが可能になり、お客様は店舗を訪れることで、目の前の木材がみなかみ町のどの森から来たのかを知り、森と人とのつながりを身近に感じられることを目指します。
3. 数年以内に間伐材を活用した店舗の第1号店の開業を目指します。
4. みなかみ町のサンプル森林を基準に、林野庁の簡易計算ツールにより算出すると、間伐材を活用した1店舗あたりのCO2吸収量は、約45t-CO2を見込める想定です。
5. 今後は、新店舗の建設に必要な建材を調達するために、手入れが行き届かない森林を間伐して調達する仕組みを構築する予定です。店舗ができるたびに豊かな森林への寄与、間伐材の使用用途範囲拡大による林業への貢献、森と人のつながりを増やすことを目指します。
スターバックスは一杯のコーヒーを通じた人と人のつながりを大切にしてきました。今回の取組は、店舗空間自体が森と人をつなぐ架け橋となります。お客様は“みなかみの森の息吹”を感じながら、パートナーから木材の由来を知ることで、日常の中で新たなつながりを体験できます。この「知る、触れる、感じる」という実体験と地域の間伐材を活用した店舗づくりは、森の恵みを「見える化」し、地域の資源と人々の暮らしを結びつける新しい試みです。
みなかみ町、スターバックス、そしてお客様が一体となって、我々スターバックスが掲げている「10Year Vision」にある、「心豊かな地域創造」という持続可能な未来への第一歩を踏み出します。
◆ スターバックス コーヒー ジャパン 株式会社 https://www.starbucks.co.jp/
スターバックス コーヒー ジャパン 株式会社は、1996年に東京・銀座に日本第1号店を開業。全世界約80のマーケットで約37,000店舗以上、日本全国47都道府県において1,991店舗 (2025年4月1日現在、ライセンス店舗を含む)のコーヒーストアを展開しております。約6万人のパートナー(従業員)が、一杯のコーヒーを通じて、人と人とのつながりと心あたたまるひとときを提供しております。2019年2月28日には、世界5拠点目となる「スターバックス リザーブ(R) ロースタリー 東京」をオープンしました。全国に広がる、人・社会、地球環境、地域とつながりを育むストーリーは、「STARBUCKS STORIES JAPAN(https://stories.starbucks.co.jp/?nid=mm)」で紹介しております。