円高進行、対ドル140円55~57銭…日米の為替議論へ思惑

2025年4月21日(月)22時51分 読売新聞

米ドル紙幣と日本の千円札=ロイター

 週明け21日の東京外国為替市場の円相場は、日米の関税交渉を巡る思惑などから円買い・ドル売りが進んだ。午後5時は前週末(午後5時)と比べて1円84銭円高・ドル安の1ドル=140円55〜57銭で大方の取引を終え、昨年9月以来、約7か月ぶりの円高水準となった。

 円相場は朝方から午前中まで円買い・ドル売りが優勢になった。米ワシントンで23日に始まる主要20か国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議に合わせ、加藤財務相とベッセント米財務長官が会談すると市場に伝わり、米側が円安・ドル高の是正を求める可能性が意識され、円買いが加速した。

 また、トランプ米大統領が米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長の解任を検討していると伝わり、金融市場の不安定化への懸念が広がったこともドル売りにつながった。

 東京株式市場は、日経平均株価(225種)の終値が前週末比450円36銭安の3万4279円92銭だった。輸出関連株が売られ、3営業日ぶりの下落だった。

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